ドラゴンの生態が秀逸

物語の土台になっているドラゴンの生態が、まるで実際に生きているものを観察したかのように詳細であり、また論理的で素晴らしいです。
この生態の事細かな設定が、ドラゴンの仕草や行動に矛盾なく表れていて、大変読みやすく、そしてなんと言ってもわくわくします。
しかもその内容がこれまでにあったドラゴンの伝承を書き写したものではなく、全く新しいドラゴン像を築き上げていて、作者の発想力を尊敬します。