第30話 下鴨女子寮へご訪問ありがとうございました!


このエッセイは、私が投稿している小説に関するものです。

投稿している小説は、正式なタイトルを「私が投稿している小説「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ! 親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」といいます。

長いので、以下「(略)下鴨女子寮へようこそ!」としますね。

小説は→https://kakuyomu.jp/works/16817139555256984196


この「(略)下鴨女子寮へようこそ!」もラストシーンを迎えました。

春の桜の頃に毒母から退学命令を命じられた第1話。

そして、最終第30話では、美希は西都大学法学部2回生として、次の桜の季節に新入寮生を迎えようとしています。


仲間に助けられた立場から、今度は新しい仲間を助ける立場に。

回復と成長の証だと思います。


ここで、第18話で、由梨さんが深夜のお茶会の締めくくりに、「金ちゃんがしてくれたことを美希ちゃんにしてあげたい」と話した場面を思い出していただければ幸いです。


以下、引用しておきます(第18話のラストです)。


” 由梨さんは何かを思いついた様子で「そうだ、ちょっと待ってて」と言い置くと、玄関横の受付室に入り、そして太マジックを手に戻って来た。

「金ちゃんが私にしてくれたことを、今度は私が美希ちゃんにしてあげたいわ」

 由梨さんは、白河さんが筆で「女子寮へようこそ」したため、金田さんが「彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫」と書き加えた黄ばんだ紙に、マジックでギュギュっと「親が毒でも」と書き足した。

「どう?」

 こうして見ると、その紙はサブタイトル付きの小説の表紙に見える。

「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ。親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」 ”


下鴨女子寮はこうして、お互いに助け助けられる女性たちのコミュニティとして機能し、そして多くの卒寮生を生み出してきたのだと思います。

そのように想像していただければ嬉しいです。


この「(略)下鴨女子寮へようこそ」を書くことで、私自身も随分すっきりしました。


何度も書いておりますように、毒母や清水さんの一件などは、私の実体験です。


事実関係を(小説として読み手様にわかりやすく、面白くなるよう多少は脚色しましたが)文章に書き起こしたことで、かなり心の整理がつきました。

また、私の中で区切りがついたというか、ケリがついたという気がします。


他人様に説明するのにも役立ちそうです。

娘がT大大学院に合格しても進学させない……このような母親を説明するのに、これまで時間と手間がかかっていましたが。

これからは、この小説の第1話(と第3話)のURLを渡して読んでもらおうかと思います(PVが増えてリワードになるかもしれませんしw)。


この小説をかきあげ、投稿をするまで推敲している間の2022年7月。

安部元首相銃撃事件が起きました。

母親がカルト宗教にのめり込み、そのために子どもが進学できない……。

親のせいで進学できないという、「親ガチャ」が厳然たる事実として存在していることが広く知られました。


カルト宗教と政治の関係がきちんと断ち切れることを願うとともに、親のせいで子の将来が決まってしまう現状がもっと知られて欲しいと思います。


このエッセイの第3話「毒親からは逃げましょう」で述べたましたが、不幸な子どもが親から逃げ出せるように、下鴨女子寮のような格安の学生寮など受け皿を整えるべきだと思います。


このカクヨムで生活保護を使って親から逃げた人の体験談を見かけた記憶があります。

毒親育ちの子どもたちが、逃避行の体験談を発表し、ノウハウが共有されればさらに助かるケースも増えるのではないでしょうか。


今でも毒親をテーマにした作品は沢山あります(特にコミックエッセイに多い印象です)。

このような体験談がたくさん世に出て、孤立感を深めている独親育ちたちが「自分だけじゃない」と思える世の中になればいいですね。


拙作は、実話に加えて、私の願望を詰め込んだフィクションとなりました。

武田氏のような可愛い男子と、こーんなにウフフなラブコメ展開があったらエエなあ~とw


私は、私と同じ境遇の美希に、私の小説の中で楽しい時間をすごし、そして幸せになってもらうことで、だいぶ心癒されることができました。


あと。清水さんに水をぶっかけた件もですね。

いやあ~、スカッとしましたわぁ~w。

ずーっとなんかモヤモヤしてたんですけれども、20歳前後の若い小娘だった私は混乱するばかりでしたので。

今思えばバケツの水でもぶっかけてやりゃあ良かったw

今回、小説中で実行に移せて?良かったです(バケツじゃなくてコップでしたが)。

その時のこのエッセイでも書きましたが……小説を書くって楽しいですねえ!あははははは!


こうして自分の為に書いている小説。

たとえPVがゼロでも自分の為にはなるんですけれども、やっぱりPVを頂くのと頂かないのはモチベーションが段違いです!!!


毒親ものという胸糞悪いテーマの拙作にお付き合いして下さった皆様に、心から感謝申し上げます。

応援マークや、コメントなども本当に励みになりました!


お読みくださいまして本当にありがとうございました。


私(鷲生)は、自分の身の回りのことをネタに小説を書くことが多いです。

京都に住んでいるからという理由で平安ファンタジー小説を書いておりますし。


まだ投稿するめどが立っていないのですが……。「世界の料理レシピの本」を購入してから各国の料理をするのにハマってた時期があって。その頃に、料理男子の登場する小説も書きました(ざーっと軽く書いただけで、今読み返すと辻褄があってない箇所があるので、これから訂正して出来たらカクヨムに投稿する予定です)。


あと、私はファイナンシャルプランナーの有資格者でもあるので、商人が登場する中華ファンタジーを書きたいと思っています。まだ資料を読んでる段階なんですけれど。

これらの資料についてご紹介する文章もカクヨムに投稿しています(中華ファンタジーの資料を探している人多いと思うんですけれども、なかなかブックガイドがないので、私が自作することにしました)。


投稿しているものは下記にURLを記載しております。


下鴨女子寮をお出になられても、どこかで鷲生の書いたものにお越しいただければ非常に嬉しく思います。

どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。


*****


鷲生が投稿済のもの↓ どうぞお気軽におこしやす。


平安ファンタジー

「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕ヘ或ハ近衛大将ノ大詐術」

https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393


ブックガイド

中華ファンタジー・中華後宮モノを書きたい人への資料をご紹介!

https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679

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「(略)下鴨女子寮へようこそ」へようこそ! 鷲生智美 @washusatomi

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