第3話
コン、コン、コン
「貴方、麦茶を持ってきたわよ。どう、原稿は進んでいるの?」
「あぁ、ぼちぼちだな」
「また呑気な事を言って、明日が締め切りでしょ。大丈夫なの?」
「大丈夫さ、もう終盤に差し掛かっているから。そうだ、今日の晩飯はオムライスが食べたいな」
「オムライス?なに子供みたいな事を言っちゃって」
「私はまだ子供だよ……」
「えっ?」
「冗談だよ。ちょっと、昔の事を思い出してね。その頃に、食べれなかったオムライスが食べたくなっただけさ。いいかな?」
「分かったわ。じゃ、ちょっと買い物に、行ってくるから、サボらずに原稿を進めるのよ」
「はいはい、分かりました。あっ、熱中症になるといけないから、帽子は被って行けよ」
「はーい、分かりました。行ってきます」
全て心も囚われ 葵染 理恵 @ALUCAD_Aozome
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます