第2話 心の隙間

(…では貴女の願いはそれで良いのか?)

「…はいお願いします」

ネクストールキンの奏者と成った御剣剣ミリアはネクスオベロンに願いした、

その後家に着いた。

家と言うには矢鱈に大きい、

中に入ると両親は居ない、

その後。親戚の方が家等を管理すると共に彼女は転校した、

「紫百合女学校から来ました御剣ミリアです。皆さん宜しくお願いします」

数日後、

その日の給食を食べている最中、

隣を歩いていた女子から

「…ミリアさん、変わったよね」

「?そうか?変わったか?俺が?」

「うん…色々と」

紫百合女学園の生徒は庵野宮有栖の様にお高く纏まったお嬢様だったのだが。

ミリアがここに来てからは少しづつ変わっていき、あの日。彼女の一人称が『俺』に成ってからは、

男勝りの俺少女のソレに成った。

順分満帆かに見えたが…

ある日の事、

「…あの子。ミリアの両親は誰だっけ?」

「私だって知りませんわよ、でもあんなに成ったのつい最近じゃありません?」

居間で親戚夫婦が彼女自信の疑問を感じてた。

「想い辺りそうな所に連絡はしたが」

「どうなりました?」

「連絡が付かないのだよ。どこにも」

「…」

その話しをドアの隙間から聞いたミリアは無言で居間を後にした。

自室

「…何だよ、何故其処で気にするんだよ。…感の良い奴は…」

ふとミリアが振り向いた先の視線には。

トンカチに小さな足の付いたのが其処に居た、

「…おい、まさか御前何で居るんだよ」

❲ソレは貴女も選ばれたからです❳

「はぁ?俺が?んな訳有るか!」

❲貴女には心当たりが有る筈です、例えば管理者の疑問❳

「…」

反論出来なかった、

椅子に座ったままのミリアはスッと立つと、

『我は我。汝は汝、我は汝に非ず。汝は我に非ず、極端な闇と光りに飲まれて消えよ我と汝の影』

聖句を詠唱した。

〈オベロンめ!今に見てろ!〉

ネクストールキンは両手に持ったフォースパイルハンマーを高く上げて。

〈俺の一撃は…重いぜ!〉

振り下ろした一撃がネクスカリヴァーンが隠れてた岩を粉々に砕いた、

岩が砕ける直前、ネクスカリヴァーンは破壊されて消えたかに見えたが…

〈隠れたつもりか!〉

ネクストトールキンはアクティブセンサーを最大限にした。

〈見つけた其処か!〉

両手に持ったフォースパイルハンマーから左手を離してフォースダガーを取り出すと、

フォースビームガン数発を連射した、

何も無い筈の空間に小さいが派手な爆発と共に姿を隠したネクスカリヴァーンが姿を見せた。

〈…む?あの槍は?〉

(恐らく、向こうから追加されたでしょう)

〈精しくは知らないのかよ!〉

(…)

〈なら迎え撃つだ…〉

馬上槍に似た槍は一部分が光ると。小さな光線が大きく放射状に広がった、

撃たれる直前ネクストールキンは大きく動いて回避した、

〈…ひゃ〜危ねえなおい〉

大きく避けた瞬間に隙が出来た。

ネクスカリヴァーンのエーテルソードが大きく振りかぶろうとしてが、何処からか飛んだ光線に寄りエーテルソードが弾き飛ばされた、

ネクスカリヴァーンは足元をエーテルバルカンをばら撒き粉塵を撒き散らした。

〈ぐっ…こいつめ!〉

アクティブセンサーの作動にはどうしても時間がいる為、逃げられた。

〈…制限時間は…クソっここまでか!〉

自信のネクストや周りの風景が透け始めたら制限時間がもうすぐ終わる、時間切れになると誰かに聖句を詠唱された時間帯に戻るが、その前に超時空空間を出るとそのままの姿で外には出られるがその際の空間の境目は始めないと解らない、

その空間に出る際にはその場所をイメージするだけ、

翌日、

普通に通楽しているミリアは何かを感じたが特に気にはしてない模様。

遠くで双眼鏡でミリアを見ている中学生が居た、

「…私が。ずっと貴女を見守って居るから」

嘗てミリアと同じ学校に通う芹沢セナだ、彼女はネクスメガノドンの奏者でもあった。

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