第4話 わたしの…ぞんざい
月山ツミキは月山家の唯一の長女として2人の兄達の後に産まれた、
ただ、兄達は成績優秀でスポーツ万能なのに対して彼女は全くの逆、
幾らか勉強しても成績は良くならない。
その上絶望的な運動音痴、
体育祭の数日前に先生に運営役を指名された。
厄介払いである、
家に居ても中々勉強がはかどらない事に苛つかせてしまった結果、
長男と次男に「「お前は水商売でもやってろ!」」
と言われて手伝わなく成った、
2人の判断に父も母も賛同した、
家族にも邪魔者扱いされた。
ツミキが酷く想い詰めたその時、
❲…何か想い詰めてる?❳
ツミキの耳元で何かの声が聴こえた為、
「ヒャ!」
驚いてしまった、
❲そんなに驚かなくても。私はネクスト、ネクスレガリアン❳
「…わ…わた………わたしは…」
❲月山ツミキ、其れが貴女の名前でしょ?❳
「…どうして?」
❲貴女には叶えたい願いはある?❳
「家族の皆に私の事にを忘れて貰いたい」
躊躇わずに言った。
❲…其れが貴女の願いだね?❳
ツミキは頭を縦に頷いた、
彼女は床に紙切れ一枚置いて何かを書いた、
内容はこうだ。
『お父さん、お母さん、たつ兄、かつ兄へ。私はこれから旅に出ます。心配しないで下さい、私は元気です』
❲なら今から言う聖句を詠唱するよ、内容はこう『我は次代の地平を築く為の肥やし築いた地平に次代の者達が彼の地に降り立つ時まで』❳
「我は次代の地平を築く為の肥やし築いた地平に次代の者達が彼の地に降り立つ時まで」
詠唱を終えた直後、
クローゼットの隙間から僅かに光りが漏れた直後。
一人でに開いた、
其処から全長2m程の人型が出てきた。
各部に色んな砲身が付けられてる、
彼女は戸惑ったが自信の身体が光りの粒子と成った後、吸い込まれて、
〈…なにコレ?まるで私じゃない気が?〉
(…そうだよ貴女がネクストに成ったの、貴女の願いを叶える為には…)
其処からツミキは超時空空間に飛ばされた。
ネクスレガリアンの特長はアクティブステルス。
其れ等をいかしながらも近接戦闘を想定せず、ビームをばらけ出す銃にエネルギー爆弾や追いかけるレーザーにとにかく早いレーザー等を装備してある事から中距離から遠距離の連続飽和攻撃が出来るのだが、ツミキではネクスレガリアンの正式な装備名が覚えられない様だ、
使い方はネクストに成った瞬間に覚える為問題は無かった、
戦い方は撃ったら直ぐに隠れる。もしくは先に隠れて置いて向こうから来たら撃つ、
の繰り返しだが。
不用意に28式魔導電磁投射砲を発射した際、一瞬の光りと超時空空間内で舞い上がった大きな破片が偶然、盾に成った事で位置がバレた。直ぐにアクティブステルスで隠れ様としたが…
眼の前に敵ネクストが一瞬で現れた。
咄嗟に右腕に装備した12式魔導速射砲を向けて撃った…
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