清国から幕末日本へやってくる個性豊かな若者たち

アヘン戦争に敗れた清王朝、開国を迫られた江戸幕府――という激動の時代背景がまず興味をそそります。
しかも主人公たちは清国側。

そして歴史モノだけど、登場人物が全員個性的ですらすらと読めてしまう。
特に主人公が魅力的です。
武の達人でありながら科挙試験を最年少・満点で突破する天才なのに、サムライに憧れる無邪気な少年――という、類を見ない人物造形。
それから死地をくぐり抜けてきた上海マフィアの娘、科挙を通らない通訳、大使の娘ながら出戻り大酒飲み――などなど、個性豊かな面々が幕末の日本へ。

これがまた、迎える日本側まで一癖ある人物が現れる。
彼らがどう関わっていくのか、そして激動の時代に立ち向かっていくのか、見届けてください!

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