【画期的作品】音と声が"文字"を超えて聞こえてくる

この物語はこえけん応募作ですが、『喧騒系ASMR』と『立体的音声体験小説』を組み合わせるという新しい試みを行っています。

女子高生の橘川さんはクラスメイトの男の子と新宿で待ち合わせ中。電話しますがなかなか彼と合流出来ません。
果たして新宿の喧騒の中で2人は会うことができるのか……

彼女の"声"と周囲の"音"で物語は構成されており、読んでいるとまるで自分もその場所にいるような臨場感が味わえます。
普段は気にもとめない、聞く必要のない『雑音』なので、ヒロインの声だけを聞いていても物語を読む上では問題ありません。

『聞き方』は読み手に委ねられています。

作品内の『喧騒』は実際に現場に行かれているのでとてもリアルです。

作者さんとしても『実験』的な要素を含むこの作品、私はとても画期的だと思いました。人気のアプローチ法やキャラクター作りが出来る方が、あえて"読まれない"かもしれない新たな手法を考え出して挑んでいく。私は感動しました。
こういう方が次の流行やテンプレを作っていくのだなと思います。

新感覚な体験型小説、是非ご一読ください!

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