隣の家

いぬきつねこ

隣の家


 平成が終わる年の暮れ、転勤を機に寺田さんは郊外に家を買った。

場所はある地方都市の外れ、富士の裾野に広がる山を背にした眺めの良い2軒並んだ区画の建売住宅である。建売とはいえ庭がついていた。こつこつ働いて貯めた金で買ったマイホーム。安い買い物ではなかったが、苦労して買った甲斐があった。2階からは山の尾根が見渡せる。なだらかな稜線に並んだ木々の青さに胸が清々しくなる。妻も娘も喜んだ。勤め先までは車で1時間かかったが、それも気にならないくらいに嬉しかった。

 新生活の滑り出しは快調だった。地元の者が多い町内会は緊張したが、皆親切だった。休日には草むしりや町内清掃に顔を出すようにしていたら、ゴミの出し方から近隣の施設などについてもよく教えてくれた。勤め先や娘の学校まで聞きだそうとする地元の住民たちには苦笑するしかないが、田舎とはそういうものなのだろう。

住み始めてふた月ほどした頃、隣家に買い手がついた。

 その日は妻が娘と2人で買い物に出かけており、寺田さんさんは1人で過ごしていた。広い居間で酒を飲みながら映画を見ていると、外で車の止まる音と人の声がした。窓から覗いてみる。引っ越しのトラックが停まり、若い夫婦が隣の玄関口で配送員に指示を出している。派手な格好だなと感じたのが第一印象だった。

「お引っ越しですか」

寺田さんが声をかけると、まだ二十歳そこそこだろう男が頭を下げた。隣で、彼の妻と思しき女性も声をそろえた。

「明日から隣に越してきます。森本です」

明るい茶髪と派手な服装に似合わない丁寧な態度に、寺田さんは少しほっとした。隣人とのトラブルは避けたい。夕食の時、隣家の引っ越しのことを妻に告げた。

「うちより庭が広くていいわね」

「庭?」

「お隣の庭が変な形でうちの敷地の方にはみ出てるでしょ?」

 妻の言葉で思い出した。

この家を買うときに不動産屋から説明があったのだ。

隣家の庭の一部がうちの庭にはみ出している。ちょうど凸の字を反時計回りに回転させたような感じだ。隣家とは下半分をコンクリートで固めたフェンスで区切られているのだが、そのフェンスもご丁寧にこの形で設置されている。元の土地の持ち主の意向なので、この点だけはご承知いただきたいと、やけに丁寧に不動産屋は告げた。不自然だとは思ったが、幾分かまけてもらったので悪い気はしなかった。

「ま、広いっていっても少しだけどね」

妻も笑った。

「そうだろ。こっちの方が山がよく見えるし」

「あたしもこっちの家の方がいい」

味噌汁を啜っていた娘の梨沙りさが言った。

「隣の家、なんか暗いんだもん」

「梨沙は内見の時からそう言ってたなあ」

「うん。うちとほとんど同じ間取りなのに、なんか暗いんだよね」

「山で影になるのかな」

「ううん。なんていうか……」

娘が何か言いかけたとき、リビングのテーブルに置いてあった梨沙のスマートホンが鳴った。跳ねるように梨沙が立ち上がる。

「ねえ、もういいでしょ」

食事中はスマホをリビングに置いておく決まりだ。

今はもうほとんど食べ終わっているし、いいだろうと寺田さんは許可した。

どうやら転校先の新しい学校でもうまくいっているらしい。連絡も友達からだろう。

「食器を流しに出してって!」

妻の声にはいはいと生返事をして、梨沙はさっと立ち上がった。

その日はそれで終わった。


 翌日、出勤前に隣家を見る。

ーーたしかに暗い気がする。

白い外壁はうちと同じだ。通りと庭を分けるラティスも、防水加工された艶やかな床面のベランダも。

しかし、なんとなく薄暗いように見える。

山に生えている樹木が影になるから暗いのだと、また納得させて寺田さんは車を走らせた。ちょうど、リードを付けた犬を散歩させに隣のご主人が出かけるところだった。

 その日は外回りから直帰の許しが出た。

いつもより早い帰宅だ。ケーキを買って家に帰る。隣の家には灯りが付いていた。小さく犬の鳴き声が聞こえる。

「ケーキ買ってきたぞ」と玄関で声をかけると梨沙が駆け寄ってくる。ケーキごときでこんなに急いで出てくるとは、中学生になってもまだまだ子どもだ。

ところが、ケーキの箱を受け取った梨沙は浮かない顔だった。

「ねえ、お父さん」

不安げに瞳が揺れている。

「学校でなんかあったのか?」

それには首を横に振り、梨沙は言った。

「ケガレチってなに?」

その日の夕食の席で梨沙は話した。

今日は友達の家に遊びに行ったこと。

そこであった友人の祖母から「ケガレチ」の話を聞いたこと。

要約すると、この土地には立ち入ってはならない穢れ地と呼ばれる場所があるのだという。地元の訛りがひどい老婆の話では、土地の何が悪いのかよく分からなかったし、怒った友人が遮ってくれて話を最後まで聞くことはなかったそうだが、梨沙はひどく気になったらしい。

「それはうちが穢れた土地だってことか?」

寺田さんは怒りと陰鬱さが胸の中で渦巻くのを感じた。そんな横溝正史みたいな話がこの時代にあってなるものかという気持ちと、言いようのない不安が混ざり合って澱んだ色になる。

しかし、梨沙は首を振った。

「うちじゃない。おとなり」

玄関に設けた大きな明かり取りの窓、そこからちらりと見える隣家の庭が、ひどく暗く見えた。まだ宵の闇が足先を伸ばし始めたばかりだというのに。

そういえば、ここしばらく隣家の奥さんを見ていない。

 何事もなく寺田家の日々が過ぎた。

若葉が次々に芽吹く季節になり、山は翡翠色に包まれた。清々しく清浄な山の空気が満ちている気がする。ホトトギスがキョッキョッキョッと早い夏の訪れを奏でているのが耳に入るのも心地いい。木々は潮騒に似たざわめきで風に吹かれており、夏雲にまだなりきれない綿菓子のような雲が切れ切れに空を流れていく。今日は休日だが、自然と早くに目が覚めた。体調もすこぶるいい。越してきてよかったなあと思いながら、寺田さんは二階の自室の窓を開けた。

「うっ!」

思わず勢いよく窓を閉めてしまった。

さわやかな初夏の風を予感して開けた窓からは、猛烈な「臭い」が流れ込んできたのだ。

動物園や飼育小屋に立ち込める臭いを濃縮したものというか、養豚場から豚を運ぶトラックから漏れ出た臭いというか、端的に言えば、獣臭であった。

閉じた窓の向こうでふらふらと歩く影があった。

ーー隣の奥さんだ。

気がつくのに随分時間がかかった。

それほどまでに、容姿が変わっていた。

遠目だから仔細はわからないが、ひどく痩せている。もともと細身な人だったが、今では枯れ木のようだ。明るく染めていた髪は根元が黒くなり、傷んでパサパサと風に揺れている。幽鬼のようという形容がぴったりくる、覚束ない足取りで彼女はこちらに向かってきた。

 顔がこちらを向いたとき、寺田さんは再び戦慄した。

落ち窪んだ眼窩、深く深く影が差している。まるで真上から強い光を当てられたように、顔の作り出す影が濃かった。死相という単語が脳裏をよぎった。

そして彼女が立ち止まり、この家の呼び鈴を押そうとしていることに気がついた時、心臓を冷たい手で鷲掴みにされたような感覚に、寺田さんは慄いた。


ピーンポーン


 早朝の我が家にチャイムが鳴る。

妻が「はーい」と明るい声を上げたのが聞こえた。

「僕が出るよ!!!」

寺田さんは2階から声を張り上げた。

廊下にまで出てきていた妻が、目を見開いてこちらを見ている。寺田さんは穏やかな人で、大声を上げることなど滅多にないのだ。妻の目が、「何かあったの?」と訊いていた。

「隣の奥さんだ。様子が変なんだよ。お隣で何かあったかもしれない」

寝巻きのまま階段を駆け下り、寺田さんはチェーンをかけたままそっと細く扉を開けた。

むわり、と獣の臭いが入り込んでくる。

「森本です……。朝早くに……申し訳ありません……」

喉から搾り出すような声だった。

喋るだけでも精一杯というように、肩で息をしながら、彼女は言った。

「つかぬことをお聞きするのですが、夜,変な音がしませんか?」

「えっ?」

寺田さんは眉を顰めた。

隣家の奥さんは、顔に垂れてくる髪を忙しなくかきあげながら続ける。

「夜になると、足音みたいなのがしませんか?人の足音じゃなくて、犬の足音みたいな……ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ、みたいな音、しませんか」

 ちゃっ、ちゃっ、ちゃっという擬音が表す様を、実家で犬を飼っていた寺田さんはありありと想像できた。畳やフローリングに爪が当たる音だ。4本の足が、動くたびに、そんな音がリズミカルに聞こえた。それがなんとも微笑ましいものだったが、骸骨のように痩せた婦人の口から出た音は、なんとも言えない禍々しさのようなものを秘めていた。

「うちには聞こえませんけど、おたくのワンちゃんの音じゃないですか?」

 そう。隣家には犬がいるのだ。室内で飼うような小さい毛の長い犬。

婦人の顔の影が濃くなった。髪をかき上げたまま、指の動きが止まった。

ぎりぎりと歯を噛み締めているのがわかる。怒りと、焦燥と、爆発寸前の不満、いや、不安が伝わってくる。普通じゃない。寺田さんは警戒を強くした。

「チロじゃないんです!その音が聞こえると、チロひどく怯えるんです!もっと大きいものが家の中を通っていくんですよ!何か知りませんか!!」

 語気が荒くなると同時に、どうっと獣の匂いが押し寄せてきた。寺田さんは息が詰まった。なんだこれは。まさか気が付いてないのか?

血走った相手の目が怖かった。それよりも、彼女の背後で何か得体の知れない大きな獣が牙を剥き出して威嚇しているような気配が怖かった。全身に鳥肌が立ち、気を抜くと膝から崩れそうだった。

「とにかくうちは何もわかりません。私たちも朝の支度があるので、それでは。閉めますね」

 閉めますね、と言いながらもう体が動いていた。このままではわずかな隙間を痩せた指がこじ開けるのではないかという恐怖があったのだ。隣家の婦人はその、見開いているのにぼうっと焦点が定まらないような目をずっとこちらに向けていた。

 シリンダーを回して鍵を閉めた途端に寺田さんは扉を背にへたり込んだ。妻が慌てて駆け寄ってくる。

部屋の中に、獣の臭いがわずかに残っていたのが何より恐ろしかった。


 その日の夜、山麓の静寂をサイレンと回転灯の赤い光が切り裂いた。にわかに辺りが騒然となった。野次馬が集まってきたのに乗じて外に出てみると、救急隊員が隣家から担架を運び出すところだった。

 寺田さんは隣にいた娘の梨沙の目を手で覆った。

担架の端から、痩せた手が垂れていて、それがビクンビクンと大きく痙攣していたのだ。すぐに隊員によって隠されたが、舌を噛まないようにか、口には何か詰め込まれ、体は固定されていた。

 呆然とした顔で隣家の玄関脇に立ちすくんでいるのは、毛の長い小型犬を抱いたご主人だった。

「ご主人も同乗してください!」

 救急隊に鋭い声で指示され、彼は犬を連れたまま乗り込もうとして数人に止められる。完全に混乱から思考が止まってしまっているのだ。埒が開かないと思われたのか、震える担架はご主人を残して救急車の中に消え、代わりにそこに乗り込んだのは町内会長の初老の男だった。


 昨夜の騒動を経て、寺田家の雰囲気は暗かった。あんな話を聞かされ、さらに隣家があんなことになって明るくいろとは無理な話だ。夏の虫の声も、網戸を通り抜ける涼やかな夜気も、今はどこか邪悪に感じられる。

「うちは大丈夫、だよね?」

 夕食の焼き魚に手をつけず、梨沙が呟いた。

口に出してしまったら、不安が溢れてしまったのだろう。見る間に大きな目に涙が光り、ボロボロとこぼれ出した。「変だよ。お隣。晴れててもいつも暗いもん。それに、夜変な音が聞こえるんだよ」

堰を切ったように、梨沙は話し始めた。

 梨沙の部屋には出窓があり、それは隣家の2階に程近い。梨沙は夜、出窓に腰掛けてラジオを聴くことがあるのだという。窓を網戸にして、イヤホンをつけてラジオを聴いていると、何か異質な音がした。

イヤホンを外して音の正体を確かめようとした時、それが何か気がついた。ハッハッハッハッ。獣の息遣いだ。人のものより早く、荒い。獣が舌を出して呼吸するあの音だ。その時も、隣の犬の声かと思ったのだという。だが、隣の家の窓はどこも梨沙の部屋には面していない。梨沙が安心して網戸を開けていたのもそれが理由だった。それに、新築である我が家も隣家も防音設備はしっかりしているはずだ。それなのに、すぐ向こうに獣がいる息遣いがしたのだという。

 寺田さんは絶句した。今朝の隣家の婦人から聞いた獣の話は誰にもしていない。「引っ越しなんかで少し神経が参っているみたい」と濁すにとどめた。だが、娘までもが獣の話を口にする。

 引き攣った寺田さんの顔を見て、妻が青ざめた顔でゆっくりと言った。

「お隣から、獣の臭いがするの」

妻も最初は隣家が犬を飼っているからだと思ったらしい。だが、小さな家庭犬が発するにはあまりにも強すぎる。隣が越してきた頃から臭い始めた。隣が家を開け閉めする度に臭いが届く。

「あれは、熊とか猪とか、もっと大きな動物の臭いだと思う」

3人は顔を見合わせた。

 隣家にいるものが、もしこの家に来たら。誰もがそう思っていた。しかしそれを口に出したが最後、皆が目に見えぬ獣の顎に噛み砕かれるのではないか、そんな想像が寺田家の面々を苦しめていた。


「この土地には何かあるのですか」

 寺田さんの行動は早かった。

 町内会長に直談判したのである。妻を、娘を守りたい。家族の安寧のためにできることをしようとすぐさま動いたのだ。昨日の救急車の件を聞きに行くという口実を携え、立派な門構えの「海野」という邸宅に着いたが、開口一番出たのはこれだった。

日焼けした農家の家長らしい風貌の町内会長は、実に豪快に笑って、「寺田さんのところは心配ない」と断言した。最初に、長々と海野家の歴史が語られた。戦国時代、真田家に仕えた家臣の末裔であるとか、落ち延びてこの地で石工になったとか、昔はもっと土地があったが農地開放でこれだけになってしまった、とか。これだけという割に邸宅は広く、見渡す限りの田んぼが広がっている。寺田家の土地も海野の持ち物だったのだという。いい加減焦れてきた頃、海野はにやりと笑って、あっさり口にした。

「道に合わせて区画を整備したんだから、あんたんところはなーんの問題もないんだよ」

 ガハハハと豪快に笑って、海野会長は手振りを交えて話し始めた。

「富士山は霊峰なんて呼ばれてるでしょ。だからその周りの山にもね、なんか、いるんですわ。神さんかなあ、それとも妖怪かなあ。神さんというにはご利益も何にもないから、やっぱり妖怪なのかな。とにかくそういうもんがいる。それがね、降りてくるんですよ。降りてきて、辺りを巡回して、また戻る。ケダモノってそういうもんでしょう。縄張りをうろうろして小便なんか引っ掛けてさあ。それをやってんのよ」

 猛烈な獣の臭い。縄張りを巡回する怪異。寺田さんの脳裏に、得体の知れない巨大な獣がうろつく様が浮かんだ。獣は、山を降り、地面に鼻を擦り付け、時折辺りにか体を擦り付けながら歩き回る。マーキングだ。ここは自分のテリトリーだという主張。

「それでねえ。その道筋に入ってるのが、あんたの隣の家なんだよ。だからあそこに入ったもんはみーんなおかしくなって出ていっちまう。遊ばせておくのも勿体無いからね。格安で提供してんのよぉ。ここだけの話」

 海野会長はぐいと首を突き出して小声で囁いた。

「気に入らない他所者に紹介してるっていうわけ」

 ははは、と乾いた声が漏れた。

「これ、他言無用ね。寺田さんのお家は礼儀正しいし、町内会の草むしりも出てくれるし、しっかりした会社にお勤めだし、信頼してるから、ね」

 ぽんぽんと馴れ馴れしく肩を叩かれるのも気にならないほど、寺田さんは呆然としていた。呆然としながら、その話を頭の中で整理していた。隣家の奥さんの容態は聞けなかった。会長が何の疑問も持たれずに救急車に同乗できたということは、病院などとも繋がっている。そして、周りは皆このことを知っているのだ。


 隣家が引っ越したのは1週間後のことだった。

奥さんの姿をあれから見ることはなかった。

引っ越す3日前、寺田さんは隣家の旦那さんを見た。

彼は、庭で赤黒いシミのついたシャツを洗っていた。

「こんにちは」と寺田さんが声をかけると、ふらりとした緩慢な動きで立ち上がった。

「引っ越します」

笑っていた。

「うちの犬がね、あんまり臭くて臭くてたまらないから、風呂に入れたんですよ。全然臭いが取れないから、こうやってね、じゃぶじゃぶシャンプーをかけて擦ってやったんです。じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶって」

 手をわしゃわしゃと動かす真似をする。爪の間に、赤黒い何かが詰まっているのが見えた。目は三日月のように細められ、笑っているようにも、泣いているように見えた。口元だけはだらしなく笑っている。

「なんかたくさん毛が抜けちゃって、洗ったら疲れたのかな。大人しくなったんで寝かせてあります。服も汚れちゃったんで洗ってます。でもまだ臭いんですよね。何でかな?」

 へらへらと笑いながら、また赤黒いシャツを擦り出した。ホースから迸る水音が、笑い声をかき消した。


 寺田さんはまだあの家に住んでいる。

怖くはないのかと私が尋ねると、「何が?」と不思議そうに首を傾げた。


――だって怖いのは隣の家じゃないですか。うちは安全ですよ。そういう風に建ってるんだから。僕は家族が無事なら、それでいい。


 今も寺田さんの隣家は、頻繁に入れ替わっている。

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