ネタバレがあります。本編を読んだあとお読みください。
2作目は、とにかく私の嗜好をぶつけるぞ!と思って書きました。
お兄ちゃんという存在に夢を見ているので、人外のお兄ちゃんがいてくれたら祠くらいいくらでも壊す!という熱い思いを滾らせて書きました。
柾にいちゃんは人間に溶け込んでいて、周囲も皆「柾にいちゃん」として彼を認識しています。
大学にもちゃんと学籍があります。割と大学生活をエンジョイしたいて、軽音サークルでギターを弾いています。好きな食べ物は揚げ物全般と白米。きゅうりと玉ねぎが嫌いです。あと香草も嫌いです。
私はこういうテクノロジーに食い込んでくる怪異が大好きなので、気が向いたらシリーズにするかもしれません。
本当は、家族丸ごと柾にいちゃんによる暗示で、梓が壊れかけの祠に一人きりで帰っていくエンドも考えていたのですが、柾は妹が夜風に震えるようなことをよしとしないだろうと思い、団欒エンドとなりました。
幼少期に梓は柾を「わんわん」と呼んでいますが、犬の形をした神様というわけではなく、白い毛皮に包まれた、足がたくさんある動物っぽい何かです。
狼信仰がベースにあるものの、その時々で仏教などにも取り込まれ、様々なモチーフが寄り集まった神様というイメージです。