あ〜、面白い、ぶっとんでる☆

この作者さまの「口撃のヤマト」を先に読んでから、こちらを読んだのですが、テイストが全然違う……。
あまりにテイストが違うので、くらくらしました。

こっちはギャグ!
ちょっと下ネタも入る!(ちょっとね)
ギャグのスピードが早くって、すいすい先に読めます。

主人公は……、初めはいたいけな七歳。と思ったら、次話では三十七歳。おっさんになっとる〜!
そしてこの主人公、とことん主人公になりたくない。

「魔王軍がせめてきた!」
お茶のんでる。別に討伐にいかない。
ヒーローっぽい事は面倒くさい。
戦いたくない。

そんなんで良いのか〜!

しかし、その、とことんおっさんで、非積極的なところが、読んでるうちに快感となる不思議。
キャラに筋が通ってるからです。
そして、変わったナレーションも、どんどんクセになっていきます。

ただのギャグじゃない。
ストーリーもしっかりしてます。
伏線回収もあります。

ただのおっさんだった主人公が、最後のほうは、痺れるくらい格好良く見えてきます。

なんでかって?
それが、この作者さまの上手なところ。

主人公に、「まっすぐな熱さ」があるからです。それはね、表に見せびらかすものじゃないの。
じっくりつきあって、やっと見えてくる漢の熱さなのよ。

ぜひ、最後まで読んでほしいなあ。
最後のほうにある、ある男との会話が、とくに好きです。

おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!

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