癒しのメルヘン旅行記

就職活動がうまくいかない主人公の女子大生、朝陽。
心が折れて現実が嫌になってきた彼女は、ある日占い師のお婆さんから濃紺の玉をもらいます。
その玉を口にした朝陽が眠りにつき、次に目を覚ますと、そこはリスが言葉を話す不思議な場所でした。


ファンシーな世界が心が和む文体で描かれています。

キャラクターが優しい性格で、また登場する様々な動物は、どれもユーモラスで魅力的。

読んでいるうちに、この不思議で可愛い世界が目に浮かび、傷んだ心が癒されます。

日常に疲れて、童話の中を楽しく旅行する非現実的な気分を味わいたい方にオススメです。