最強怨霊が子々孫々まで祟るため、「俺で末代」な令和男子の世話を焼く!

祠を壊されて怒った怨霊が「子々孫々まで祟ってやる」と現れたものの、相手はブラック企業で心身の調子を崩した男性だった!
「健康上も経済上も、結婚して子どもを持つのは無理」と断言された怨霊は、「子孫をつながせて祟ってやる!」と、あれこれ世話を焼くことに……。
手始めは栄養に気を配った料理から。
あれ、それって祟り? 本末転倒? なところから始まるコメディ。

この物語のすごいところは、キャラクターのバックボーンがしっかりとあり、それがじわじわと効いてくるところ。
怨霊は、なぜ「子々孫々まで」祟りたいのか。
なぜ最強の怨霊なのに、あらぶることなく主人公に接するようになったのか。
主人公が「俺で末代」と考える、一段深い理由とは何か。
それらが明かされるエピソードは、感涙必至です。

過去に深く傷つき、報われなかった彼らが、互いを思いやることで癒やし癒され、かけがえのない日常と関係を築いていく。
怨霊を封じるために現れた霊能力者や近所の主婦など、広がる人の輪と、彼ら彼女らとの関係も見どころです。
彼らが交流を深めるのは、タイプは違えど、不器用ながら、相手の気持ちや対話を大切にする普通の人たち。

ハートウォーミングでチャーミング、笑って泣ける物語。
ファーストシーズンのラストまで読めば、彼らから目が離せなくなるはず!

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