ミルダルン

錯綜する時空に翻弄されつつも、人類は生き残りを賭けて戦う――喪われた科学が産み遺した、神の如き存在を駆使して。

家族にも明かせぬ極秘任務に就いていた夫を事故で亡くし、悲嘆に暮れる日々を過ごすジェシカの許に、夫の元同僚が訪ねてきた。
彼は、全てを捨て去る覚悟があるのなら、夫の任務に関わる場所での仕事を紹介するという。
何の特別な能力も持たない自分に務まるのか――不安を抱えつつも、夫が成してきたことを知るために、ジェシカはその誘いを受けることにする。

踏み出した一歩はジェシカの想像をはるかに超える、壮大で壮絶な現実との邂逅だった。
彼女はそこで、この星の防衛を一手に担う存在『ミルダルン』と運命を共にすることになる。


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大昔に書いた文章をそのまま公開します。
続きを書くか書かないかは…続きを読む