世界観はゴボウか自然薯程に深堀り

この作品のレビューを書くにあたって、どこがどう好きなのかという言語化は甚だ難しい。そもそも自分は何を読んでいたのか?という疑問すら払拭出来ずにいる。異世界転生ものか?要素はあるが恐らくそのワードに期待される展開は中心に無いように思う。伝記、戦記ものだろうか。それもまたそのようではあるが根幹と言えるだろうか。医療ものか?そうであってそうでない。学園もの…は違う。恋愛ものでは断じてない。エロだろうか。いや、カクヨムというフィールドを加味しても表現が淡白に過ぎる。まさにグダグダな読後感とは正鵠を射る表現だ。だが、この作品を読むことを止める事は出来ない。好きだから。そこに理由はない。

そう、我々は今まさに新たな世界を“開発”されているのだ。意識を“拡張”されているのだ。“そんなものがそこに収まるわけがない”という固定概念を取り払ういいチャンスだ。試しにメイスを片手に読んでみてほしい。諸兄らに新たな“扉”が開かれる事を期待する。

〜クロスハウゼン・ハクナマタタ 著〜

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