目指すのは自分史上最高に輝くメロディ

音楽に憧れて吹奏楽をはじめた多くの子達が、本作のような青春を送っているのかもしれない。

主人公は音楽、吹奏楽部に熱中してきた。
得たのは、困ったときに励ましあい、高め合える仲間。
主人公にとって一生を通じて役立つ財産は、音楽だった。
全力で音楽を励んできたからこそ「毎日が楽しくて充実」し、「辛い思い出も全てが自分の糧で、大切な思い出」、かけがえのない財産だと語っている。

頂点を目指して練習に励み、大多数の学校、生徒が金賞を手にすることなく、青春時代を終える。
それでも、がんばった時間は決して無駄ではない。
過ごした青春は、その人だけのものであって、かけがえのない財産である。