風呂上がり②




カチャッ


寝室の扉を開けると、すぐさま里奈をベッド真ん中に押し倒した。


「ふんん…んぁ……はぁ…ん…ふぁ……ん…ぁん」


俺はたまらず柔らかな唇をついばむ。

カラメルのような熱い甘液えきが口内で絡み合う。

とろけきった彼女を後ろから抱き込んだ。

シャツの裾をめくり上げ、直に乳房にゅうぼうを揉み込む。


掌から柔肉じゅうにくが溢れ出る…もっちりとして柔らかい…

ハンバーグのたねをこね回すように……

しっかりしっかりしっかりしっかり……

味を染み渡らせる。


「あぁ…やんっ…っん…あ、あっくんってば、いきなり激しっ…」


里奈の嬌声きょうせいが響く。

細い身体を横にひねり、うるみ顔で訴えた。

俺はたまらず口内を犯す。


「んふ…ふぁ…ん…はぁん…ふ…んふぁん…んぁ…」


深く深く堕ちる。

もうどちらの液か分からない。

二人の混ざり合った唾液をゴクリと飲み干す。


耳介じかいを噛む。もちもちの耳垂じすいを噛む。

そして奥に舌を入れ込み、鼓膜まで唾液が垂れんばかりに激しくむさぼった。


「んん……あっ…やん……おっぱいと耳ばっかり…!!あっくん、りなのこと…いじわる…しないで……?」


「あはは、いじわるなんてするかよ。りなが可愛すぎるのがいけないんだ。あんまり俺をあおんな。もっとほしくなるだろ…!お前のこと…」


「…いじわるじゃないの?良かった…!あっくんがいじわるするわけないもんね!あっくん、だーいすき!!」


…っっ!!


「俺もお前が好きだよ、里奈」


里奈の右肩、左下顎したあごに手を添え、俺は唇を重ねた。里奈は安堵あんどしたのか、にっこり笑う。


「んふふ……嬉しい…!!りなはずーっとあっくんのもの!あっくんも、りなのもの…っね?」


こんな甘え顔、もうめちゃくちゃにしてやりたい……


無くなりかけてた理性を必死にかき集め、可愛いミルクティー色の艶髪つやがみをわしゃわしゃする。


「そうだ、里奈は俺のもんで俺は里奈のもんだ」



里奈の下顎から胸鎖乳突筋きょうさにゅうとつきんは白く滑らかだ。鎖骨から下にゆっくり時間を掛け、しゃぶりつくした。乳房は、相変わらず揉み続けたままだ。


「んん……あっくん!あぁん……おかしくなっちゃう!!おっぱいばっかり揉まないで…!」


「ごめんごめん、あまりにもふわふわだから気持ち良いんだよ。里奈はどんなふうになっても可愛いし、それにそんな可愛い顔で怒っても俺が得するだけだぞ?てか、シャツ邪魔だな」


彼女のシャツを無造作に脱がせる。

自分のシャツも邪魔だったためベッド下に捨てた。

肌と肌が直に向き合う…

これで俺たちを隔てるものは何もない。


俺は眼前の美に息を呑む。

俺の視線で、里奈は恥ずかしそうに手で柔らかな乳房と恥丘ちきゅうを隠した。

俺はそれをゆっくりと剥ぎ取る。


「うう……りなのはだか、そんなに見ないで…恥ずかしい…」


顔を紅くする。このあどけなさがたまらない…


「あまりにも綺麗だから、見惚みとれてたんだよ。

俺の前では隠すな。もっとよく見せて」


里奈の裸体はうっとりする。


ベッドで仰向けになったバニラソフトのように白くとろけそうな肌。

鎖骨の妖艶な造形美。

キュッと引き締まった小さく丸い腰。

ふっくらとした乳房は雪見だいふくのようだ。

恥丘の産毛は可愛らしくこちらを向く。

細身の手脚はヨーロッパにある白彫刻のように美しい。


俺の芯では本能がむくむくと湧き上がる。


めちゃくちゃにしてやりたい……

めちゃくちゃにしてやりたい……


俺はたまらず覆いかぶさった。

乳房に手を伸ばす。発達した乳腺細胞一つ一つを揉んで揉んで揉みほぐし、俺の掌で組織を懐柔かいじゅうする。揉めば揉むほど、ぷるんとした弾力性が増す。

まるで桜水まんじゅうだな……

揉みながら、凛とした頂きを口内に含む。

赤子が母乳を求めるかの如く、むしゃぶり貪る。


「んっ…あっ…んん…やんっ……!…あっくん、んっ……あん…まり…、り…な…の……おっぱい…吸わないで……りな、本当におかしく…なっちゃう…」


「もっとおかしくなっていいんだよ、りーな。今日の里奈、すっごく甘えんぼで可愛いな。里奈のおっぱいは可愛すぎて美味い。お前が好きだよ、里奈。お前は、ずーっとずーっと俺のもんだから」


「…いいの?りなのこと…ほんとにほんとに好き??たくさんおかしくなっても、りなのこと…嫌いにならない?」


「はぁっ??好き過ぎて頭おかしくなる……もうめちゃくちゃにしてやりたいくらい、お前を愛してる!!さっきも言っただろ?お前は一生、死んだ後も俺のもんだ。里奈以外、いらない。次、変なこと言ったら、起き上がれないくらい抱き潰すから」


すると、うるうるした瞳がパッチリ輝いた。


「んふふ…りな、嬉しっ……りなもあっくん、愛してる…あっくんだけだよ?りなのこと、めちゃくちゃにしていいの…だってりなは、あっくんだけのもんだもん…」


「っっ!!…だからあんまり煽るなって!!

…歯止めが効かなくなるだろうが……

そこまで言うならな、本当に抱き潰すから」


もう、止まれない……

覚悟しろよ、りーな…


自分の首に里奈のほっそりした健康的な両腕を巻きつける。俺は女神のように恐ろしく清らかな背中に両腕を回す。そして、しなやかな背骨が沈み込むほどに俺の腕で大事に大事に強く強く抱き締める。

眼前にある鎖骨に、乳房に、乳頭に、吸盤のようなキスをいくつもいくつも刻む。驚いてピクッとする反応も物凄く可愛い。まるで小動物だ。


顔を双丘そうきゅうの谷間に埋め、深く息を吸い込み息を吐く。何度も何度も何度も何度も……


あぁ…里奈の香りだ…里奈の香りがする……

里奈の汗、里奈の汗腺かんせん、里奈の毛根もうこん、里奈の毛孔けあな

里奈の何から何まで全部全部全部全部全部全部全部

俺だけのもの…俺だけの特権…

いっそ、俺だけの檻に閉じ込めたい閉じ込めたい閉じ込めたい閉じ込めたい…

いや、閉じ込めよう。


突然、里奈が俺の頭をぎゅっと乳房に押し付けた。

そして、小さく柔らかな掌で俺の頭を優しく撫でる。


「よしよーし、食いしん坊のあっくんは、ほんと、りなのおっぱい大好きなんだね!!りな、とっても嬉しい!りなのおっぱい、たくさん召し上がれ」


「っっん"……なんでっお前は……!!!」


俺は夢中で腰を力いっぱい抱く。

背中に回していた右手で左の柔らかな膨らみを激しく揉む。時々、左手に替えながら左右の双丘を揉みしだく。乳房の変形はますます激しくなった。

揉みしだきながら、乳頭を交互にむしゃぶる。

それは俺の唾液まみれになり、真っ赤に熟した梅のようになった。


「んんぁ…!あっくんのこと、、愛してる……大好き…ずーっと一緒…あぁっっん……りなのおっぱい……あっくん…だけのもの…あっくんは、りなのだもん……あっくんは誰にもあげないんだもん…」


「っあ"あ"ぁ~~~里奈!!!!!!!」


「んんあぁ"……!あっくん……!!!」


里奈の俺への強い独占欲と甘過ぎる嬌声を聴いて、何が俺を止められようか。

俺の理性はとっくに崩壊していた。


乳房から腹部にかけて啄みを繰り返す。

里奈は俺のものだというあかしを身体中に刻みつけるかの如く、紅い印を付けて付けて付けて付けて付けて付けて付けて付けて……


気付くと、俺のおぞましい独占欲によって、里奈の白い肌はくれないの華で覆われていた。








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