甘えん坊③




あっくんは下穿きだけを脱ごうとしていた。

私はあっくんの手首をとっさに掴む。


「…あっくんの身体、触りたいな」


あっくんは手を止めた。


「じゃあ、りなも脱ぎ脱ぎしよ?」


私が羽織っていたワンピースを肩から腕にかけてスルスルと脱がされた。

自分の身体が丸見え…

あっくんと何度抱き合っても慣れない。

体操座りで胸とお尻を隠す。


見ると、あっくんはそそくさとTシャツと下穿きを取っていた。

割れた腹筋や程良く焼けた健康的な肌、鍛えられた腕…

いつもあっくんの身体を見てるのに、

今からこの身体で抱かれるんだと思うと……


「りな?恥ずかしいの?」


「ん…だってあっくんカッコ良すぎるんだもん…」


すると体操座りごと膝抱っこされた。

そして、頬をスリスリされる。


「んふふ…あっくんってば、くすぐったい~」


「ちょこんと体操座りしてるりなもちっちゃくて可愛いよ~?」


「んも~」


そして、あっくんは私を持ち上げて、いきなりその剛直を挿入する。


「っああーー!!」


剛直はメリメリとひだを掻き分ける。私はあっくんの肩に必死にしがみつく。


「りな、こっち向いて?」


そして唇を重ねる。


「んん…ふ…はむ…ん」


唇をついばみながら舌を絡める。

あっくんとのキス…気持ち良い…

身体ごと甘くとろけそうだ。


「はぁ…はむ…ふ…ん…はむ…」


背中が力強く抱き締められ、密着が増す。

あっくんの体温…この体温は私だけものだ…そう思うと、膣の痛みも徐々に和らぐ。でも、これはあっくんが来てくれる愛しい痛みだ。痛みはあっても辛くはない。そして、


「りな、全部中に入ったよ?」


向き合っているため結合部が丸見えだ。


「あっくん、見せなくても…」


「ほら!今、俺とりな、繋がってるね!俺、嬉しい!!」


あっくんはニコニコして身体をぎゅうぎゅうに抱き締める。


「私も嬉しい!あっくん」


「ねぇ、りな!繋がったまま、おっぱい飲んでいい?!」


キラキラした瞳でこちらを見る。

うう…そんな可愛い表情で見つめないで…


「ん…ちょっとだけだよ?」


「うん!ありがとう、りな!」


言い終わらないうちに角張った手が乳房を持ち上げ、口が乳首にむしゃぶりつく。


「はぁ…はぁはぁはぁ」


チュパチュパチュパ

吸われれば吸われるほど、全身の熱が湧き上がる。そして、あっくんのものをキュウキュウに締め付ける。


一生懸命に私のおっぱいを飲むあっくんは、ほんとの赤ちゃんみたい。たくさん、おっぱい飲みたいんだね。こんな時でも、母性が働いてしまう私って、もうおかしいのかもしれない。


「よしよし、よしよし」


あっくんのトゲトゲ頭を撫でる。


「りなのなでなで、気持ち良いね」


すると、私の中であっくんが大きくなった。あっくんは胸から口を離してクシャッと笑う。


「りな!赤ちゃんの部屋トントンしていい?」


「っえ?!」


そういうや否や、腰を掴まれ、下からズンズン突き上げられる。


「んや!!あっくん!激しっっ!!」


「トントントントン、俺のちんことりなの赤ちゃんの部屋、チューしてる!」


あっくんは満足そうに抽送を早める。

あっくんが私の子宮にキスしてくれる…

そう意識すると中の粘液が全然止まらない。それが潤滑油となって抽送はますます激しくなる。


「っあん!やん!っきゃん!っあん!!」


「りな、こっちでもチューしよ?!」


唇を交える。


「ふぅ…ん…ふぁ…んん」


「お口でも赤ちゃんのお部屋でもチューしてる!あっ、りな、もう出してもいい?俺のミルクたくさん出そう…」


「んふふ…里奈もあっくんとたくさんチューできて嬉しい!ミルク、里奈の中にたくさん出していいよ!あっくん」


「うん!!りな、大好き!!」


そして、勢い良く奥に射精した。

温かいあっくんの液が私の液と混じる。

それと同時にあっくんと私は果てた。


こうやって赤ちゃんできていくんだね。

あっくんの赤ちゃん、とっても可愛いだろうな。そんなことをぼんやり考えていると、


「りなの赤ちゃん、絶対可愛いね!だって、りなは可愛いから」


あっくんはベッドで横になりながら、私を抱き寄せる。


「んふふ、ありがと!あっくんもカッコいいから、2人の赤ちゃん絶対可愛いね!いっそ、もう作っちゃう?」


ちょっと冗談混じりで言ってみた。


「いいね!!でも…」


急にあっくんが押し黙る。

ほんとは、りなとは赤ちゃん作りたくないとか…言われたらどうしよう。


「あのね…こんなこと言ったら、りなに嫌われちゃうかもしれないけど、俺…もうちょっとりなを独り占めしたいな、ダメ?」


あっくんは身体がしなるくらい大きな腕で閉じ込める。

心配は無用だった。むしろ、独り占め、あっくんにならとことんされたい。

だって…


「んん、ダメじゃないよ?私だって…あっくん、独り占めしたい…」


あっくんの背中を抱き締める。


「んふふ俺たち、欲張りだね!!」


「そうだね!」


赤ちゃんはほしい。

けど、今はお互いを独占したい。でないと、赤ちゃんにもきっと嫉妬しちゃうもん…

だから、もうちょっと待っててね、

私たちの赤ちゃん。


「りなの赤ちゃん想像したら、ちんこまた、大きくなっちゃった。りな、もっかいしよ?!」


「っえ!!今、したばかりって、あぁ!!」


そして、この後3回はやってしまった。

私はヘトヘトなのに、あっくんはまだまだピンピンしていた。というか射精する度にどんどん元気になっていく。

まだまだ続きそう、これは。

でも、こんなにも愛されて幸せだな、私…


甘えん坊あっくんの精力は、今日も留まることを知らなかった…

次の日、私がベッドで引きこもりになってしまったのは言うまでもない。



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