『雨の日の光彩』
水白 建人
これなら、ふつうの
わたしはそう
あいつがひとりでいるうちに、わたしはスマホに
「アヤちゃん、ぼくを
げ、
「
「
「まあ、一度振った男なんてわざわざ
ヒカルくんは
――またやっちゃった。
さっきみたいな
お
「あ、シュートするのかな? よーし、
わたしもヒカルくんみたいな
「
「いいところだったのに。ちぇ」
ヒカルくんは
「
「
「
「
「よし」
「
「やっぱりチーム
「
「というわけでチーム
「
「――
わたしは
わたしの
「あれ? アヤちゃんだ」
こんなゆーうつなときに
「ってヒカルくん!?」
うそ、なんでこっちにいるの?
「もしかしてアヤちゃん、
「それわたしのせりふ。はぐれたの、ヒカルくんのほうでしょ」
「あっちゃー……」
ヒカルくんはまわりをきょろきょろ
「
もう、
「で、
「まあね」
「ふうん……よ、よかったじゃん」
「
「――ヒカル! なんだってここにいるんだ」
「む、さては
「
「ヒカルくんは
「そう
「じゃあなヒカル、
「ちょっと
「
「
「いいんだアヤちゃん。また
「ヒカルくんまで……!」
ヒカルくんのとなりにいられるチャンスだったのに、もう
だからわたしは、わざと
「……そんなこと
「あ、アヤちゃん?」
「
「
「なのでわたしが
「すまんなアヤ。よし、
「はーい。さ、
わたしは
いいねわたし! でも、ああ、
スパイみたいに
「ねえアヤちゃん」
「なによ」
「さっきのって、ぼくの
「べ、
「ありがとう、アヤちゃん」
「……どういたしまして」
「だけどぼく、
「
「
「ひとりくらいサボってもいいでしょ。どうせ
やっとドキドキが
「わたし、
「そうだったの?」
「
「だから
「うん、
「……わたし、
「ううん。ぼくはありだと
ヒカルくんは
「レンズを
「お
「
わ、わたしが、なに!?
「――
「
「
あ、
「
「
「ふー、いつでもバス
「セーラー
「アヤちゃん、ハンカチ
「あるから
「あーあ、これじゃしばらくは
ヒカルくんはつまらなさそうにシャッターを
「
「たとえばどんなの?」
「アヤちゃん、とか」
「わたし!?」
「だって、
「へ、へー。まだ
わたし、
「……
「ヒカルくんは
それからしばらく、
わたしは
「――どうして
「え?」
「……さっき、
ヒカルくんは
「
ヒカルくんのまっすぐな
「……じゃあ、さ……
「いいの?」
「
「ありがとうアヤちゃん!」
ヒカルくんはさっそくわたしに
「うーん、どういうアングルにしよう?」
うずうず。
「
そわそわ。
「どこを
「あーもう! カメラどけて!」
わたしはじれったくって、ヒカルくんの
こっちだって、
――
ピントもアングルも
「こんな
「そ、そうだねアヤちゃん。でもこれ、
「ファンサービスだからいいの! ほら、
「はは、アヤちゃんらしいや。――アヤちゃん、
「
「そうだ、
「ちょっとヒカルくん、わたしの
「ごめんアヤちゃん!」
ヒカルくんはそう
「すぐに
「もう……バカ」
わたしはそう
『雨の日の光彩』 水白 建人 @misirowo
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