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あとがきへの応援コメント
私が社会人になり結婚して感じたのは「三手先を読むことの大切さ」でした。先を読めなければ方針を決められないけれど、先を読み過ぎても周りを説得できない、というのがこれまでの実社会だったかなと。一方でゲームとしての将棋はボナンザによる思考革命からAIへの移行があっという間に進みました。その技術は過去数年間で実社会に還元されてきましたし、それまでは一つのゲームの一局面の出来事にすぎなかったものが今日では一般社会における大局観にまで連動してきている気がします。結果的に多くの事業がAIに代替される事が予見され、世界的に「経済合理性」が過渡期を迎える中で、国際的にもドライな人間関係よりも温かみのある人間らしさ、そして日本人的な倫理観が見直される時代が来ているのではないかという気がします。何もサッカーや野球のような国際的スポーツの話だけではなく、相手が存在するからこそ成り立つゲームであり、経済であり、家族である、というところに帰趨するのではないかなと。これまで拝読しながらそんなことを感じておりました。
完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
将棋が示したことの一つに、「AIが発達してもAI同士の勝負を楽しむ層は少ない」というものもあります。また、電王戦ではソフトとの対局でも人間の存在が大きい(時には倫理的問題を引き起こす)ということもわかってきました。おっしゃる通り将棋での出来事は社会に還元できることのはずですが、将棋界も研究者も「し切れていない」と感じています。本稿はそこへの挑戦でもありました。
将棋(対局)におけるマナーの強度への応援コメント
・外ではそのマナーが通じるとは限らないということに対して、謎マナー講師が頭に浮かびました
・子供の頃、兄に別にやりたいわけでもない将棋に呼ばれて案の定負けて「なんで挨拶せんといけんの?」と言って怒られた苦い思い出があります
・将棋はあまり詳しくないですが、ネットゲームに置き換えて読ませていただいています
煽り、自滅などの行為はどの世界にもありますね
作者からの返信
将棋にも謎マナー講師的な人はいるんですよね。とはいえマナーに対する考え方も色々で。新しいネットゲームでどうマナーが形成されていくかなども興味あります。
観る側のマナーへの応援コメント
ここだけの話、昔、地方のこどもの将棋大会の審判に駆り出されたことがありまして、結構親御さんが熱くなるんですよね。私が担当したのは年少の大会だったので、審判規準としては反則もそこそこ大目に見る感じで、4面くらい担当したのですが、多面指しが相当脳のリソースを使う(少なくとも私の場合、覆面指し以上に厳しい)のと同様、4面も同時に把握するのはかなり大変で、しかも自分で指すわけじゃないので間を取れない。おまけに子供なので指すのが早い、さらに反則を連発(そしてそこで終わらせられない)、そこに保護者さんから口を出された日には「大丈夫です。把握してます(把握してない)」の絵面ができあがってしまうという。。。
正直、私、居なくて良かったんじゃないかな? って今でも思います。
作者からの返信
将棋の審判って、「後から判定する」ことが前提な不思議な存在ですよね。プロと違って「いっせいに試合がたくさんある」というのが競技としても特殊なのかもしれません。基本的には自己申告で成り立つ性善説的な競技ですね……
将棋(対局)におけるマナーの強度への応援コメント
「置いていきます」と宣言してから携帯を置いてトイレに立つのはいいですね! 機会があれば使わせていただきます。
作者からの返信
確かにいいんですよね、これ。スマホのトラブルは実際にも聞きますので、ルール化が進むかもしれません。
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挑発的行為の是非への応援コメント
角不成をそこまで意識した事はなかったです。
周りにそう言う人がいなかったのと自分もやろうと思ったことがなかったので。
ネット将棋ならクリックミスかな? くらいにしか感じた事なかったです。
ただ明らかに意図的な嫌がらせは気づきますよね、ネットでも。メンタル勝負なので極力意識しないように、反応しないようにしてますが。
作者からの返信
角不成がクリックミスでないのはその後の指し手でわかったりしますね。だいたい一発当ててやろうという戦法なので(笑)
今後書いていく予定ですが、将棋以外でもルールの範囲内で変なことはされるんですよ。囲碁や五目並べでの意味のないすみっこへの石とか。どんなゲームにも一定数はいるという認識です。
ルール設定の倫理への応援コメント
ルール大事ですよね。特にアマチュアの大会は切れ負けが多いので持将棋にするのかチェスクロックの叩き合いになるのかで熱かったりしますよね。
昔、ローカル大会の予選で勝負がついた後、ふと隣の席の進行が目に入ったのですが、相入玉模様でコマ数が足りない側が両者三段目に入ったら即判定だと思い込んでいたのか、相手陣四段目ラインでまさに土俵際の戦い(かつクロックの叩き合い)を繰り広げていたのを目撃していろいろな意味で手に汗握った事があります。シューティングゲームで後ろから攻撃されてる感満載の中、すさまじい突っ張り合いでした。
作者からの返信
正直持将棋関連のルールはきっちりわかって参加している人は少ないですよね。運営しているときも持将棋模様だとルールの再確認をします。
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ネット将棋とルールへの応援コメント
> サイトごとに異なるのが、「可能な反則の種類」である。ネット対局や将棋ソフトにおいては、ルール上にない駒の動きはできないことがほとんどである。しかし、二歩ができる場合はある。また、王手放置もできる場合とそうでない場合がある。場所ごとにルールが異なることを忘れていると、うっかり反則してしまうということもある。
個人的には「ルール上にない駒の動きはできない」のが好きかもです。確かに二歩を指すと負けるシビアなルールの方が実際に即しているのでしょうが、それで勝った方も興醒めすることもあるので。
昔、リアル道場で二歩指してしまい「ごめんなさい」って謝ったところ、相手のおじさんが「ええんやで」と笑って許してくれた事があり、今でも印象に残っています。そのまま続行して勝ってしまって、逆に気まずかったのですが、おじさんは終始二歩には触れず、サッパリした感じで、私も将来こんな大人になりたいと思ったものでした。なのでルールはルールですが、どうせネットなんだから最初から指せないようにしておけば良いのではないかなと思ったり(将棋倶楽部24に慣れすぎてしまったせいかもしれませんが)
作者からの返信
確かにネット将棋には問答無用に反則負けにするという側面もありますね。練習将棋で許されることは、ネット将棋では最初からできないようにしていると考えれば、それは「優しさ」なのかもしれません。
あとがきへの応援コメント
とても興味深い内容で、勉強になりました。ありがとうございます。
作者からの返信
こちらこそ読んでいただきありがとうございます、