怖いだけなら、身が持たないほど怖いです。ただ、物語に甘く切ない恋愛を練り込んでいて、読まずにいられない。もう作者様には完敗です。注意事項がひとつ、読むなら明るい時間帯が宜しいかと……
長編好きなので、ご迷惑をおかけするかも知れません。暗い話が好きなのですが、笑いの落ちをつけたくなる衝動を抑えられません。宜しければお付き合いください。
名前をとられてしまった、はなびちゃんこと■■。この名前のない怪物表記が、不気味さを増してきます。更に現れる怪異の描写や薄闇に広がる薄気味悪さなどもとても緻密に描かれており、その世界観に浸れます。…続きを読む
平成中期～末期を舞台にした現代ファンタジーです。歴史、妖、陰陽師など、和テイストの作品が好きな方に刺さる要素が凝縮されています。上記の要素とは無関係な普通の生活を送っていたヒロインたちが事件に…続きを読む
大作でありながら、構成が素晴らしく、読者を飽きさせない工夫が見られ、読み応えのある作品です。
この壮大な物語は、一人の少女が名前を奪われたことから始まります。奪われた彼女の名前は黒塗りのような状態になり、見ることも、声に出すこともできません。そのため、周囲の人間関係はどこかぎこちないもの…続きを読む
もっと見る