第44話 エピローグ

 彼女ギャルだ 


 夏休み明け、新学期早々の俺のクラス。

 教室に入り自分の席へと向かう中、目に入ったのは隣の席に座ってる彼女ギャルだった。


 何を持って彼女ギャルと言うのか分からないけれど

 クラスメイトが視線を向け彼女ギャルと俺に注目している。俺の脳はクラスメイトの視線など気にするな。と、言っている。


 彼女ギャルは頬杖を付きながらルンルンと鼻歌まじり、空に浮かんだ入道雲を見ていた。


 に少し照らされた、柔らかく手触り最高な髪は赤みがかっており、灰色とも白色とも言えない不思議な色をしている。

 そんな彼女ギャルの後ろ髪を見ながら席に着こうと椅子を引いた瞬間、窓越しに目が合ってしまった。



「おはよ。颯太! 」



 振り向きざま、ひらひらと手を振ってくる彼女アイリ

 彼女アイリにしか出来ない。一瞬で俺を元気にしてくれる、めっちゃ可愛い笑顔。

 シャツの胸元は大きく開いていたものの、俺にしか感触は分からない。


 抱き合うときに俺の背中を引っ掻いた、凶器になる長い爪は淡いピンクに塗られ

 顔を見れば……カラコンのせいもあるけど、可愛さに見惚れてしまう。

 

 目鼻立ちがはっきりしてるし、ネコ目だからか


 ハーフみてぇ。ってか、やっぱり


  

  最強で最高な俺の彼女アイリ


   「おはよ。アイリ! 」


 完

 

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学校1のギャルがモブキャ競馬オタクの俺と張り合える位に競馬ガチ勢だったので付き合ってみた。 恋愛ダービーマッチ ちーよー @bianconero

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