溶け合うふたつは形も温度も違う

人が食の好みを持つのは恋と思う。食が食を愛する事は考えたことがなかった。
互いに種類も形も違えば、味も温度さえも違う。交わる事のない2種は偶然か必然か、互いを見つめ、そして出会う。
人間と同じように、世に住まう物全てが同じように、何度も繰り返していくのだろう。希望が見えたようだった。

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