第70話 4年後…
「パパ~、これはねぇ。ゾウさんって言うんだよぉ?
お鼻は長いだけじゃなくてねぇ~重いものも持ち上げられるんだよぉ~?
本当だよぉ~!」
「え~~~、そーなの?」
「そなんだよぉ~♪」
「優愛は物知りなんだね~」
「へへ~~~♪」
優愛は得意げな顔をして動物図鑑の解説をしてくれている。
あれから4年…優愛は幼稚園児
本当に沙優に顔立ちが似ていて親バカかもしれないが美人さんだ。
「今日は何処に行きたいんだ?」
「う~んとねぇ…どーぶつえん♪それとママのお弁当が食べたぁ~い♪」
「そっか~~~ママのご飯美味しいもんな~」
「うん♪ママのご飯大好き~~~♪」
「ただいま~♪」
「あっ、ママだーーー!ママお帰りなさい!!」
「あーーーん。優愛良い子にしてた~?♪」
「うん。パパにねぇ。ゾウさんの事、教えてあげてたんだよぉ~♪」
「そっか~、パパ喜んでた?」
「うん!!」
愛娘を抱きしめて満面な笑顔を見せる沙優。
「これ優愛にお土産だよ~♪」
「わぁ~い、ありがと~ママ~♡」
お土産のぬいぐるみに夢中になる優愛。
「あなた、ただいま♡」
「お帰り、沙優」
「今日は何処に行くか決まった?」
「また動物園に行きたいみたいだ(苦笑)
それで申し訳ないんだけどまたママのお弁当が食べたいんだって。
大変だろうけど作ってくれるか?」
「そっか~、優愛は動物園大好きだもんね(笑)
お弁当も大丈夫よ♡
大好きな、優愛とパパの為だもの。嬉しいわ♡
急いでお弁当作るからちょっと待っててね♡」
俺は沙優の邪魔にならないように優愛とお出かけの準備をする。
「さあ~~、お弁当、出来たよ♪優愛♪」
「ありがとー、ママ!!
タコさんウインナーある?」
「勿論あるよ~♪」
「卵焼きある?」
「優愛の好きなものは全部入ってるよ~♪」
「やったぁ~~!!ママだ~い好き!!!」
「私もよ♡」
ここまで育てるのには色々と苦労はあったが…それはまた別話…
俺の望んだ世界がここにはある。
あの日…電柱で沙優と出会ったから…この幸せがある…
そう思いながら感慨深く、俺は二人のやり取りを微笑ましく見ていた。
「よし!じゃあ手を繋いで動物園に行こうか!」
「「 うん! 」」
3人は手を繋いでお気に入りの動物園に向かった。
小さく柔らかくて暖かい手…この幸せがずっと続きますように。
完
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すみません。
6月は忙しすぎて更新が滞りました。
纏まりも良いし、これ以上は原作のしめさば先生にも失礼かなと思い
自分なりにこの作品はこれで締めたいと思います。
ひょっとしたらサイドストーリーで多少書くかもしれませんが、
とにかく忙しすぎるのもあり一旦終わりにします。
初めての小説だったので、色々と書き直してしまいましたが
拙い文章で最後まで読んでくださったユーザー様
ありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします。
サイドストーリーの前にオリジナルの方が興味が出て来て書いてみました。
もしも興味があれば是非とも読んでみてください。
自分の文章構成力の肥やしにしたいと思ってます。
陰キャでデブで容姿の悪い小生が不幸にも犬のうんちを踏んだら
学園で一二を争う美少女天使に突然プロポーズされ…
等々ラブコメ展開になってしまった件
https://kakuyomu.jp/my/works/16817139557135168542
毛色が代わり、少しサスペンス要素の入った悲愛系作品
義母、幼馴染み、親友の女の子…僕を愛してくれた女性は皆、僕を裏切っていき…僕は壊れ続け…いつか報われるのだろうか…
https://kakuyomu.jp/my/works/16817139557778180003
ほろ苦い恋愛ストーリーです。
僕が最も愛し、憎んだ人へ…
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330650978717013
概要:
20年前…僕は一人の身勝手な彼女に振り回された…
数えきれない程抉られた僕の心は未だに何かが欠けている…
あの時にどんな行動を起こすべきだったのか?…未だに分からない…
後悔してる?それも良く分からない…
ただ1つ…分かっているのは…
世間知らずの僕には…現実は非常に残酷だった…
これはその時の思い出を綴った物語…
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。・・・あれから まかろん @masakazu774
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