やっぱり人は、ダメだと分かっていても、それに抗えないものなんですよね。

自分が善人である事を主張したいが為でしょうか、正義を振りかざすような人を散見する事が多い昨今です。会社や学校で、もしくは匿名のネット上で。

だけども、そもそも人間なんてモノは他人を大上段から袈裟切りに批判出来る様なもんじゃありません。「人とはこうあるべし」の規範から外れたダメな物事にこそ惹かれ、憧れる。他人を批判する時は、大抵、【自分の事は棚に上げて】やっています。それが、人です。

この物語はそんなヒトの原罪を見つめています。

良い文章でした。眼福でした。