縁はたぶん、自分じゃない。

生きていたいという未練や杭は、多分そんなに綺麗じゃない。
綺麗のままで終わりたい。けれども皮膚や爪や髪は、どんどん汚くなっていく。
じわじわと汚れていく自分に耐えきれないから、自ら壊しに行くのかもしれない。汚れを気にするほど、大した人生ではないと思いたいが故に。

壊れてしまえば、死にたい、と思うことも無くなるのだろうか。
それは、「生きたい」に変わるのだろうか。