隣の席の美少女が告白を躱すために俺を強引に偽彼氏にしてきた

　昼休みに居眠りをしていた俺が目を覚ますとそこは完全な修羅場になっていた。偶然隣の席の吉川凛は誰しもが認める美少女であり、三人の男子からお付き合いを申し込まれていた。
　窓側の席で脱出の機会を完全に失った俺は何とかそれでも離脱を試みるが失敗。観念してたぬき寝入りをしようとした所で。

「ごめんなさい。私の彼氏はもう埋まってるから。ね、星野くん」

と、まさかの爆弾発言。
　朝の挨拶すらまともに交したことがないのにいきなり彼氏？　学校中の憎悪を一手に引き受けることになった挙句「あなたに危害は与えないようにするから彼氏のフリをして。さもないと…」と事後承諾に加えて脅される始末。
　しかし、翌日以降の彼女は偽だとは思えないほど積極的で……？！　何故俺に執着するのか、俺が勘違いしそうなほどがマジなの…続きを読む