ある対象(ここではカレー)を立体的に理解するということは、対象のある際立った側面から出発し、繰り返し連想を重ねていくという過程である。ここで断片的に描かれていることを起点に数千頁という思索や創作が可能であろう。読みやすくも、そのような懐の深さを持つ論考が揃っている。繰り返し読み返されたい。
言語(学)やカレーライスについて考えています。
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