地に足の着いた世界感の中にクセの強いキャラクターが暴れます。

最終話まで読了しました。

異世界転移物ですが、最近流行りのゲーム的世界観ではなく、世界観のしっかりしたファンタジーで、甘い世界ではありません。

でもキャラクターは個性的で、むしろクセが強くて話の内容もしっかりしています。

最近のストレスフリーな異世界物……と言うより、神坂一先生の日帰りクエストとか、冴木忍先生のメルヴィシリーズとかの様な、ラノベ初期のファンタジー小説の雰囲気に近くて、個人的には好きです。

あと、話はきっちりと完結しているのですが、ラストの展開が面白くて凝っているので、この先どうなるのか気になります。

作者さんの作品はどれも世界観がちゃんとしていて文章もとても上手いので安心して読めますが、今作もしっかり楽しませてもらいました。