人生と言うシャツがあるならば、そのボタンをちょっと掛け違えた出会いとも言える。シャツが破かれボタンが飛び散ったのであれば、ただの過去の人だろうが、未だにボタンは不揃いに止まったまま。そんなもどかしい女の恋心は、きっとあなたの心の中にも閉じ込められているはず。
恋をしたことのある人なら、きっとこのお話のどこかに共感し、思い出が蘇るのではないでしょうか。あの夜の切なさと、この月の美しさを感じる物語。