少年は手を伸ばす。闇のオーロラを突き抜ける一筋の光へ。

闇のオーロラが引き起こした災害で父を失った少年、蒼仁。
辛くも生き延び帰国した彼は、勉学に励む日々を送っていた。雪と氷に閉ざされた彼の地へ再び赴き、あの日何が起きたのかを、そして父の行方を調べるために。
そんな中、闇のオーロラはついに日本へ到来。謎の現象がまたも蒼仁に迫る。
猛吹雪や猛獣達に襲われ絶体絶命と思われた時、白き守護者が現れる。だが、蒼仁を救ったその人も猛獣達の餌食に……
天からの声により、蒼仁は突如覚醒した───

 冒頭の雄大な自然の描写に引き込まれたかと思ったら、突如襲い来る天変地異。美しい自然が一転、獰猛な脅威へと変貌。
 作者様の凄まじい描写力のおかげでありありと映像が浮かぶので、それはもう恐ろしい。
 でも、その描写力のおかげで戦闘シーンが素晴らしいものになっているのです。手に汗握る臨場感と躍動感。白き光を纏う氷結棒を操る美少女、灼熱の光球を放つ金髪ヤンキー。敵の猛獣達もかっこいい。
 猛烈に美しい戦闘シーン、必見です!!!!
 もちろん、ワクワクするストーリー、盛り込まれた設定や数々の謎、魅力的なキャラクター達の掛け合いの面白さは折り紙つき。シリアスとコミカル、疾走感とほのぼの感、緩急に富んでいて飽きさせない!
 途中まで読んでの感想ですが、傑作間違いなしです。

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