第2話 梅田スケベホイホイ登美子の映画紹介《臭いを嗅ぐな姫》
臭いを嗅ぐな姫
はーい、皆さん、ご機嫌いかがですか?
アメリカカリフォルニア州サンタモニカ在住の、リンダ・ベスクワッチャ・モンデミッテ・ボンクラ―ノ梅田・スケベホイホイ・登美子です。
Tokyoオリンピックがいよいよ開催されるなか、水曜どうでしょうを見ている
マニアックなファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか?
恋は異なもの味なものと申しますが、わたくし、スケベホイホイも1週間前に
イギリスで出会った、トッポジージョ・ヒョードル・ヨハンソンとこの度めでたく
籍を入れることと相成りました。この場をお借りしまして、ご報告申し上げます。
と言う報告をする、リハーサルを今してみました。いつになったら、本番がくるのでしょうか。
2週間のごぶさたでーす。2週間分の人生のダイナミズムを、皆さんに
ご紹介するスケベホイホイ登美子の、この映画を見てからイク、のコーナーです。
日本未公開の映画、それどころか世界中どこでも公開するわけがない、そんな
映画を皆さんにご紹介していきますので、シートベルトを締めて、さるぐつわを
はめながら、しっかり聴いていてね。
さぁ、行くわね。今回紹介する「臭いを嗅ぐな姫」の評判が今Twitter上で
バズってるって知ってた?流行に敏感な貴方、是非このバズに乗り遅れないでねぇ。
それでは、出発進行!!
今日ご紹介するお話は、ある小さな村で育つ少女のお話です。
海際でひっそりと暮らす漁村に、ある日これまで見たこともない様な
虹色の魚が打ち上げられてきます。
村人たちは早速、魚をさばいてみようとお腹にナイフを入れようとしたら
なんと、虹色の魚の腹から黄金に輝く小さな女の赤ちゃんが、生まれたのです。
あまりの事に、村人達は恐れをなし、きっと悪魔の使いに違いないと口々に言い始め
泣き声を上げる、小さな命に近づこうともしませんでした。
この騒ぎを聞きつけてやって来たのは、村の外れにある教会のシスターでした。
大慌てでその子を抱き上げ、自分たちが面倒を見るから、決してこの子に手を出してはいけないと村人に言い聞かせ、大切に抱きかかえて教会に連れて帰り、育てることにしました。
名前を「輝く姫」と名付けました。
輝く姫は眩いばかりの金色の髪を持ち、天使の瞳と美しく整った顔立ちは、成長するにつけ一層の輝きを放ち、彼女の
そんなある日、美しい娘が
手塩に掛けて育てた可愛い娘を、たとえ王子であろうと、手放すわけもなく、シスターは一計を案じて、娘には病気があり城に連れていけないと、王子の使いの者に断りを入れます。
さあ、ここからは、ネタバレになるので、聞きたくない人は、鼻にゴッソを突っ込んで、一気に鼻毛を抜き切るか、耳の穴に足の親指を突っ込んで尻でジャンプしながら聞いてね。
王子はあきらめきれず、どんな病気なのか?と聞いてきます。
輝く姫は、魚から生まれたので体中が魚臭く、生臭さに慣れている村人以外は、とてもじゃないが、傍に近づけないと伝えたのです。
実際姫は、鼻がひん曲がるほどの生臭い体臭持ちで、その美貌を一目見ようと近づく男達もたちまちその悪臭に根を上げ遠ざかり、臭いを嗅いではいけない、あれは輝く姫どころか、臭いを嗅ぐな姫だ!と言うのでした。
そんなでしたから、これで王子も諦めるだろうと思いきや、意外にも王子は中々にしつこい野郎でして、自ら姫の元に出向き、何と姫の手を取りその白魚のような指先にキスをし、「私の城にいらして下さい。
戸惑う輝く姫でしたが、王子の元に嫁げば、村はこの先安泰だと知り、申し出を承諾するのでした。
しかし、王子は姫の悪臭に何故耐えられたのでしょうか。
実は、王子は嗅覚障害があり、臭いが分からなかったのです。
さあ、これでめでたしめでたし、と思いきやそうはいかないのが、この映画の面白いところ。
王子は平気でも、王と王妃や家臣が耐え切れず、王子と姫の為の新たな城を建てる事にしました。
新たな城は、竜宮城と呼ばれ、そこに亀の背中に乗ってチャラーい男がやって来るのはまた、臭いを嗅ぐな姫2でご紹介致しましょう。
それでは、See You All Again! またね。
*音声配信アプリspoonのキャストに、音声化したものをアップしております。
加筆修正があります。ご了承くださいませ。
https://www.spooncast.net/jp/cast/3081313
架空放送 欠け月 @tajio10adonis
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