了 誓約

 これからボクは、ある同年代の作家先生のところへ、警備を売り込みに行く。

 その作家先生は、新人賞の受賞コメントで、命の恩人に相応しい男になるために、賞を獲りたかったと述べたこっぱずかしい男だ。

 だからボクも、その作家先生に、最高の警備を売り込みに行く。カメラだけでなく、勉強熱心で実績ある優秀な警備員が一生涯その作家先生を守る警備を。


 そう、ボクは、あの日の誓いを果たしに行くのだ。

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ボクが守るツバサ Aki(IP) @shidaisu

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