父の過去と組織の陰謀に向き合うダークファンタジー

魔法を用いて人々に害をなす存在、魔女がいる世界。
魔女を駆逐するために、審問官という存在がいた。

そんな審問官見習いであるアルヴィンは、父の死に関係していると思われる老審問官ベラナに師事し、父のことを知りたいと願う。

しかし、魔女と審問官それぞれが、アルヴィンが思いもよらない闇を抱えていた……

本作を一言で表現するなら、「銃と魔法のダークファンタジー」です
銃使いのアルヴィンと魔法使いの魔女たちが織り成すバトル物と見せかけて、実際には組織の陰謀が色濃く描かれたディープな物語です。
テンポのよいバトルシーンと息つかせぬ展開にワクワクさせられ、ページをめくる手が止まりません。

未熟な少年(ただし将来性は十分)vs巨大な悪の組織という構図が好きな方には、ぜひお勧めです。

※本レビューは、第一部(原初の魔女編 55話旅立ちの朝に)までを読了時点での内容となります

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