自由が自由過ぎた

会話文が主体で特徴がありますが、まさにそれぞれが自由に喋る部活という空気を感じさせてくれました。

「声をかける」という動作一つとっても、メンバーからベンチまでと多数の人物が登場する中で、この作品の会話文はとても、らしい、書き方で雰囲気が出ていると感じました!
誰が~よりもどんな掛け声なのかが、重要だと思っているので、それと個性的なキャラの場合掛け声だけでもわかるので変に誰が、を挟むよりテンポがとても良いと思います。

主人公はかなり厳しめの生立ちであり、大切なモノが零れ落ちたまま高校生となるわけですが、ここで出会う先輩方の雰囲気がまさに部活です。
先輩と後輩の関係というのは社会の上下関係とはまた一味違った関係だと思っており、この物語ではそれが見事に描かれていました。
だからこそ、そんな主人公がこの先輩たちと共に汗を流すという描写がとても美しいものに見えます!
そんな青春の1ページをこれから刻み込むであろう物語、みなさんも読んでみてはいかがでしょうか!








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