概要
兄だと思い、捜していた人は兄ではありませんでした。
朝田朱音には、片手で数えられる年齢の時、二歳年上の『兄』がいた。
しかし、その『兄』は、「朱音のそばにいられない」と言って、朱音の前から消えてしまった。
去り際、二人で作ったストラップを交換して。
それから高校生となった朱音は、『しおんにぃ』を捜していると、朱色の片割れのストラップを携帯端末に付けている人を見つけた。
『しおんにぃ』だと確信した朱音は、咄嗟に声を掛けたが、露骨に嫌そうな顔をし、こう言い放った。
「俺に兄弟なんていないが?」
🧡💜🧡💜🧡💜🧡💜🧡💜🧡
🧡朝田朱音(あさだ あかと)
『しおんにぃ』と呼び慕っていた人と交換した物を肌身離さずに持ち歩きながら、捜し続けている、一途な高校一年生。泣き虫な一面も。
💜新倉 紫音(にいくら しおん)
朱音に『しおんにぃ』と思わ
しかし、その『兄』は、「朱音のそばにいられない」と言って、朱音の前から消えてしまった。
去り際、二人で作ったストラップを交換して。
それから高校生となった朱音は、『しおんにぃ』を捜していると、朱色の片割れのストラップを携帯端末に付けている人を見つけた。
『しおんにぃ』だと確信した朱音は、咄嗟に声を掛けたが、露骨に嫌そうな顔をし、こう言い放った。
「俺に兄弟なんていないが?」
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🧡朝田朱音(あさだ あかと)
『しおんにぃ』と呼び慕っていた人と交換した物を肌身離さずに持ち歩きながら、捜し続けている、一途な高校一年生。泣き虫な一面も。
💜新倉 紫音(にいくら しおん)
朱音に『しおんにぃ』と思わ
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