(再び)セディマンの戦い
その後、俺たちは、イタリアのチビタ・ベッキアから「勇気」号に乗り込み、エジプトにやってきた。
ボナパルト将軍の命令で、蛮族撲滅の遠征に出た。
そして、今、ここ、セディマンで、丘の上に突如現れた、マムルークの大砲に突撃していく。
馬上のドゼ将軍が振り返った。
「勝つか、死ぬかだ」
「勝ちます!」
すかさず、俺は答えた。
───・───・───
お読み下さって、ありがとうございました。
ラップが腕を怪我した上アルザスでの戦いの後、ドゼ師団は、マンハイムへ向かいました。そこから始まるお話が、何度かアナウンスしてきた「負けないダヴーの作り方」です。こちらは、キャラクター小説となっています。
「負けないダヴーの作り方」
・カクヨム版
https://kakuyomu.jp/works/16816452218559266837
・NOVEL DAYS版(地図、対戦図など、図版入り)
https://novel.daysneo.com/works/f692741a00c9bada182b4474fac1e5b9.html
参考にした資料については、筆者の推測・考え方等が反映されているもののみ、都度都度、記しました。その他については、ドゼに関する一連の小説の執筆が終わってから、まとめて、ブログに公開します。
「勝つか死ぬか(Vaincre ou mourit)」は、実際にドゼが言ったセリフです。ラップの答えばかりが強調されていますが、私は、ドゼが、いつもこの言葉を胸に、戦っていたような気がしてなりません。
ドゼは、逸材です。まだまだまだまだ、描きたいことがいっぱいあります。この人の肖像(画)は、同時代人の作品であっても、それぞれの画家・彫刻家によって、作品の印象がまるで違います。また、日本語では、ドゼー、デゼ、ドゥセなど、幾通りもの表記があり、「ドゼー」と「デゼ」が同一人物なんて、普通はわからないよ! って感じです(´;ω;`)
このように彼は、(今に至るまで!)本心を見せず、するりと逃げるのが得意な人です。しっかりと調べ、腰を据えて創作しますので、気長にお付き合い頂けたら嬉しいです。
勝利か死か Vaincre ou mourir せりもも @serimomo
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