警報

あの子が亡くなったのを知ったのは

死亡日から3日目の事だった。

そんな訳ないと思ったけれど

彼は首をかき切って死んだという。

自殺であったと。

私はそこまで彼と親しくはなかった。

それなのに私は泣いていた。

彼を供養しようと彼の家に行く途中

謎の紙切れが落ちていた。

それは丸められたゴミのようだったけど。

なんだか放っておけなくなった私は

それを開いてみることにした。

すると紙切れが綺麗な光を放っていた。

怖くなった私はすぐにそれを投げ捨てた。

その中に彼が居るような雰囲気がしたけれど。

彼の家に到着した。

彼の階段の真ん中辺りに

溶けかけたナメクジが横たわっていた。

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