一話のボリュームが大きく濃密です。それゆえ満足度が非常に高く、読み応え抜群!!大半の小説は、「このあとどうなるのか」から、じらされ我慢できずに話数を飛ばしてしまうのですが、展開のスピードもあり丁度良い「結果待ち」で、イライラしません。また、その過程も一話一話で進展し弛まない面白さです。読み手が、この主人公に対しどういう感情を向けているかが分かっているような、素晴らしい文章力です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(55文字)
最初は、とある国の小さな村の何も持たない少年が単純に騎士になるために旅立つよくある話かなと思いましたが、世界観や設定がよく作り込まれており、主人公の少年クルスが様々な人・物に出会い、たくさんの努力と…続きを読む
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