概要
普通の女子高生に、神様へ願うようなことなんて特にない。
彼はいつも帰り道の自販機でコーンポタージュを買う。
春でも夏でも秋が始まってもそうだった。
そして、10月にしては珍しく北風の冷たい放課後。
「あ、百円足りない」
そう呟いた彼は「ごめん、百円貸してくれない?」と言った。
「……あ」
自分の財布の中身を確認した私は、願った。
春でも夏でも秋が始まってもそうだった。
そして、10月にしては珍しく北風の冷たい放課後。
「あ、百円足りない」
そう呟いた彼は「ごめん、百円貸してくれない?」と言った。
「……あ」
自分の財布の中身を確認した私は、願った。
いつも応援ありがとうございます!
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?