有名な英雄であるが分かっていない史上を知る面白さがこの物語には有ります

チンギス・カンとスルターンとスルターンを中心に、主人公(視点)が変わるエピソード形式の群集劇です。

本作品は作者様が多くの著書を読み解きながら歴史に忠実に書かれています。
チンギス・カンとスターンという人物が客観的にいろいろな視点から描かれており、しらない事実・史上を知る事ができるのが本作の面白いところと思います。

スルターンはチンギス・カーンと対峙する勢力として描かれております。
ちなみに私は本作を読むまではスターンについて知りませんでした。
スルターンとはイスラム世界における君主号のひとつなので、名前にスルターンが入った君主は数多くいたようです。

本作品は歴史物が好きな読者様にお勧めします。
一読してみてください。

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