第11話 五条悟らない
「前回までの続き!私とちゃん美優がユニット結成してラブライブに出ることになったの!その結果予選敗退!ぴえん通り越して超ぱおん!超ぱおん通り越してメガぽおん!」
『うるさい!!!!!あと、まだ続いてたのこれ?3話連続って狂気の沙汰じゃない?閻魔も地上まで文句言いに出てくるわよ?』
「一向に痩せれる案が出ないのがいけないんだ。スタート地点から進んでる気がしないよ。」
『足踏みしてるだけね。前話に至っては足踏みすらしてないけど。ダイエット方法どころかラブライブに出る方法考えて終わったわよね。話がとっ散らかりすぎね。』
「一人暮らしの大学生の部屋くらい?」
『一人暮らしの大学生が、誰しも部屋がとっ散らかってるわけでは無いからね。』
「でも、食生活は散らかってるでしょ?私の大学生で一人暮らし中の従兄は夜中にカップ麺を食べるし夕食もご飯1合炊いて食べきっちゃうとか。」
『自炊は出来ても自制は出来ないのね。血圧値が身長超えるタイプね。』
「そう考えると私の食生活なんて可愛いもんだね。」
『本当お腹が可愛くなってきてるのよ。』
「ラクダのコブみたいなものだから。」
『いつか飢餓の時代が来ると思ってるの?』
「この私の贅肉ちゃんにも愛着が湧いてね。名前まで付けたんだよね。」
『へえ、怖いことしてるわね。今やろうとしてるのはその愛着湧いてるものを燃焼させて消そうとしてるのよ?ヤンデレの一種ね。』
「そんな方向で考えないでよ!!」
『で、その贅肉十八郎に愛着が湧いて、どうしたいの?』
「私、贅肉にそんな5秒で考えたようなダサい名前付けてないよ?掛け算なの?」
『まあ、結局はその名前まで付けた贅肉を殺したいんだよね。』
「言い方!!!!あと、私の悟を馬鹿にするな!!」
『は?悟??』
「そう、私の贅肉ちゃんの名前!悟(さとる)。」
『自転車の座る部分??』
「それはサドルだね!違うの、悟!…。五条悟!」
『え?贅肉にそんな最強呪術師みたいな名前つけちゃったの?花御みたいな顔してるくせに。』
「おい待て、今なんて言った??」
『漏瑚みたいな頭して。』
「誰の頭が火山じゃぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
『まあまあ落ち着いて。無駄話してると今話でも終わらないわよ?』
「驚くほど理不尽だけど!まあ、いーよ、許すよ。ちゃん美優ツンデレだから。悟ったよ私は!」
『はいはい。……。で、奈緒のそのぽっこり贅肉についてなんだけど。』
「ちょっと待って、ぽっこりって言うほどぽっこりはしてないよ。ぽっこりって言うと硬さもあって可愛い感じもしない。言い方としては赤点だね。」
『注文が多いわね。じゃあなんで言えば良いのよ。』
「ぽっこりお腹じゃなくて、ざっくりお腹と言ってもらおうか!」
『刺されたのかしら?』
「まあ、私の五条悟は普段は軽いのに敵前では凄まじい威圧感もあるからね。掴みどころなくて一番敵に回したく無いタイプだもんね。」
『威圧感と掴みどころ無いと言うか掴めないほどの贅肉でしょ?』
「うるさいちゃん美優だな。私は慢心はしないよ?やっちゃうぞ?無下限呪術やっちゃうよ?」
『強さアピールしてるけど確か本誌では封印されてるわよね?あ、今も奈緒のお腹に封印されてるようなものか。』
「ちっくしょおおおおおお!!!!舐めやがってえええええ!!!!目に物見せてやるうううう!!脂肪吸引してやるからな!封印解いてやるからな悟!!!」
『解決案出たじゃない。はい、終わり!撤収ー。』
「高須クリニックしか方法ないの!?これで終われるかーー!!!!!!」
『五条悟だって本誌ではもう一年ほど封印さてれるのよ?その封印を解くために虎杖君たちは死ぬような努力してるのよ?奈緒だってそんな贅肉から五条悟を解放したければ血の滲むような努力しか無いじゃない。』
「正論過ぎて泣きそうなんだけど!ぴえん通り越して超ぱおんなんだけど、なんならメガぽおん!」
『流行らないわよメガぽおんなんて。』
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