人は寿命を感じた時、様々な葛藤に悩まされるでしょう。その時、心の拠り所を何かに求めたくなるものです。絵葉書に込めた思い、受け取りました。
ずっと読み専の私でしたが、2021年から執筆を始めました。 異世界もの、転生もの、恋愛ものを中心に執筆をしています。 まだまだ稚拙なところが目立ちますが、どう…
切れのいい文章。真摯な情感。テンポの良いエピソードの連なり。ピースが鮮やかにはまっていく快感。評者は、この作品の評には「完成度」という言葉を使いたいです。無駄がない小説です。
まず、物語を読み始めると、旅の風景の鮮やかさに魅入ってしまいます。ブルージュへの旅で見つけた骨董品店。主人公を惹き付けるその佇まい。「ここへ行ったらきっとこんな空気を感じるんじゃないか」という魅…続きを読む
主人公の女性が旅行先で感じた何かが、未来の本人に重なる。今の積み重ねは未来じゃないという彼女。でも、時々、過去からの贈り物を見つけて慈しんでも良いんじゃないだろうか。骨董品屋という場所の景色に…続きを読む
旅先で買った絵葉書に書いた他愛もないメッセージ。その絵葉書は消え、あるタイミングで自分の元に戻ってくる。そんな不思議なお話。主人公の女性は言葉に対して強いこだわりを持っています。誰かの名言をなぞ…続きを読む
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