最初の項を読むだけでもう、黄ばんだページと退色した革の装丁の書物が見えてくる(当レビュー筆者は勝手に、緑色の装丁だと思っている)。古びた書物をめくると、それはひとりの男性の手による、内乱を中心とした…続きを読む
下手な感想で申し訳ないですが、何かは無いと良くないと思いましたので書かせていただきます。私もたまに「ハザール辞典」や「鼻行類」などの架空の歴史や生物史など読むのですが、これはそんな物に等しいアイ…続きを読む
一壺天という言葉があります。それは――ひとつの壺の中に、別なる世界を見出し、遊び楽しむ――そういう意味ですが、本作こそ、その言葉に値する作品だと思います。架空の世界、架空の歴史、架空の人物……そ…続きを読む
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