果たして自分はどうだろうかと思わせてくれる作品

とある理由で部活を辞めることにした女の子の短編。
彼女が子を孕ったらどうするよ?と問いかけられたように感じ、気づいたら真面目に考えさせてくれた作品。
短編ということもあり話の流れはシンプルで、物語もしっかり畳まれている。
強いて気になったことを言うのであれば夏生くんが高校生の時点で妊娠週数を知識として持っていることか。
決して高校生がそのような知識を持っていないと言いたいわけではなく、自分自身そのあたりの事全く把握してなかったなぁと。
義務教育を全力でサボっていたところも浮き彫りになり、それも含めてあの頃のぼくも若かったな、と思わせてくれました。