ピュアラブストーリー、それは思い遣る所でしょう。
- ★★★ Excellent!!!
松本律くんと遠山綾さんとの恋愛ものです。
キャッチコピーにあるように、「ピュア」ラブストーリーと言ってもプラトニックと言う訳ではなく、恋が進展して行く内に、お互いに触れあいたいと思うようにもなります。
何が「ピュア」なのかと考えてみました。
二人の出会いは、SNSでした。
中々、本人同士で会うことはしないと思うのですが、律くんは会いたがり、綾さんは嫌だと言うよりも会ってがっかりされることを恐れておりました。
綾さんは、自身に問題を抱えていたからです。
その後は、二人でお付き合いをするようになり、千葉県をあちらこちら出掛けます。
後半のチャペルの所は好きでした。
そして、最後に綾さんの問題と対峙する為、決意をして行くのです。
この過程で、思い遣る所が、「ピュア」なのだと思います。
律くんも一歩程成長いたしました。
綾さんの方が大人でした。
また、ご家族も登場し、そこに和みがあり、また、先を見据えた所がいいと思いました。
相手のご家族を抜きにして、支えると言うこと、共に歩むと言うことは難しいと考えられます。
本作では、タイトルにある通り、一歩を踏みしめることが二人の長い道のりの始まりなのだと思います。
是非、ご一読ください。