妖怪、怪異の相談なら、【黄昏堂】へ。

舞台は九州の北部。今日もどこかで起こる妖怪絡みの怪異を調査、解決するのは、退治屋の組織【黄昏堂】。
主人公の八蝶をはじめ、たくさんの力を持った人間や仲間の妖怪が、怪異に立ち向かっていく妖ファンタジーです。

巻き起こる怪異にゾクゾクさせられたと思ったら、不意に吹き出してしまうようなギャグもあり、少年漫画であるようなバトル要素とコメディが、良い塩梅に絡み合っています。

そして、作者様は大変博識でいらっしゃる。
実際に語られている伝承や妖怪、文化や宗教が、非常に上手く物語に組み込まれています。
読んでいると、こんな言われや伝承があったのかと関心し、長い歴史の中で起きた出来事に対する考え方が描かれていて、勉強になりました。

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