お互いに違い過ぎて分かり合えないというのは
- ★★ Very Good!!
もしかしたら、例え人間同士であってもそうなのかも知れません。
考え方や価値基準、当たり前として持っているもの、それらは男女の差で大きい事もあります。
この詩のような物語の中で、人間の女を愛した竜は不器用であり続けたが、分かり合おうと歩み寄り続けた。
その原動力はその女に心底魅了され、愛さずにはいられなかった竜のハダカの心。
とてもロマンチックでステキなお話でした。
最後まで互いを理解しあう事が叶わなくても、最後まで歩み寄り続けようとする竜が愛おしく、妻も竜を愛していたに違いないと思わせる描写がステキでした。