第4話(饂飩か蕎麦か)
信長は即席麺を見るのが生涯で初めてだ。手に取り、その軽さに眉をひそめる。
「このようにフワフワとしたモノで、腹は満たされるわけなかろう!」
「お湯を注ぐと
「赤いきつね?」
「それは
「
「そうですか、承知いたしました」
「おい、もう1つあるが、そいつは?」
「こちらは白い力もちうどんにございまする」
「それも赤いきつねと同じく饂飩なのだな?」
「はい、今に限って紅白
「おおそれだ! ワシはそいつに決めた!」
「
源内は信長が指名した白い力もちうどんの透明な包装を
出汁の小袋と個別包装を順番に破って、粉末と餅を乾燥麺の上に載せる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます