青春の真っ只中に襲う生霊の脅威

話の焦点は生霊と呼ばれる怪異にまつわるお話。
登場人物たちの爽やかな交わりに影を落とす生霊の存在は異質で、陰影のはっきりした文体で魅せる。
主人公はこれまで数々の生霊に遭遇しており、そのエピソード一つ一つがどれも生々しい表現で綴られ実に怖い。
九話までの感想ですが、とてもよく練られた物語のように感じられます。
これから先、謎はどんどん深まっていくのでしょうが、どうか主人公には幸せな日々を送れるようになって欲しいなという願望を抱く次第です。

その他のおすすめレビュー

梅星 如雨露さんの他のおすすめレビュー21