禍福は糾える縄の如し、その言葉を思い出すさずにはいられない動乱期の時代の重大な一コマでありながら、笑いのある暖かな家族像があり、この物語の先に思いを馳せずにはいられない……。そんな想像力を掻き立てられる作品です。続きは、作品で是非どうぞ! 読んで絶対に損はしません。五百円だけに!笑!
岩倉具視のイメージというと、フィクサーというのがしっくりくる。幕末は薩長がもてはやされることが多いが、岩倉や三条実美などの公家も裏で躍動していた。そうはいっても彼らも人間なのだ。子を持ち、慈しむ日々もあったのだろう。見方を変えると歴史の違った側面が見えて面白いと思う。